“而”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか61.0%
9.8%
6.9%
しこう6.9%
さう3.2%
1.9%
そう1.7%
しかう1.7%
シカ1.3%
しこ0.9%
そし0.9%
しかして0.7%
0.6%
しかし0.6%
0.4%
して0.2%
すなわ0.2%
0.2%
しかる0.2%
そうし0.2%
なんじ0.2%
0.2%
シテ0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、其は我々の想像の領分の事で、しかも、歴史に見えるより新しい時代にも、なほ村々・国々の主権者と認められた巫女が多かつた。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
猪子いぬしゝしてママおほきなものよ、大方おほかたいぬしゝなか王様わうさま彼様あんな三角形さんかくなりかんむりて、まちて、して、わたし母様おつかさんはしうへとほるのであらう。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ただし、むこうからの打合せの手紙は単に要領だけのことを書いて寄越してかもこちらの許すまでは女名前の匿名で送って欲しいと
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しこうしてその破裂の勢は、これを蔵むるのいよいよ堅固にして、時日のいよいよ久しきその割合にしたがいて、いよいよ劇烈なるべし。
経世の学、また講究すべし (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
教会へは及ばずながら多少の金を取られてる、さうして家庭かない禍殃わざはひ種子たねかれでもようものなら、我慢が出来るか如何どうだらう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
実に正義之人国之元気に御座候間、一人にりくせられ候へば、自ら元気をそこなひ候。自ら元気を戕候へ、性命も随而したがつて滅絶仕候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
私は嬉しかった。早速此持重説じちょうせつを我物にして了って、之を以て実行にはやる友人等を非難し、そうしてひそかに自ら弁護する料にしていた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
婦人の婚姻に因りてる処のものはおほむね斯の如し。しかうして男子もまた、先人いはく、「妻なければたのしみ少く、妻ある身にはかなしみ多し」
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
諸葛氏ノ兄キン、弟タン、並ビテ令名アリ。各〻一国ニ在ルガ故、人以テウ、蜀ハ龍ヲ得タリ、呉ハ虎ヲ得タリ、シカシテ、魏ハソノイヌヲ得タリト。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔子曰く、後世、丘を知らんとする者は、春秋を以てせん、しこうして丘をつみせんとする者もまた春秋を以てせん。(『孔子全集』、一九七五)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そして又「緑林黒白」によれば、彼九郎右衛門は賊では無くて、誠に熟練した忍術家であり、豊臣秀吉に重用された所の、細作、即ち隠密だそうである。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
九月二十一日、就中なかんずく土一揆入京中きょうちゅうにらんにゅうすしかして土蔵其他家々に令乱入らんにゅうして雑物ぞうもつ取る。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
るとお前は中々此の望をとげさせて呉れるやうな女ぢやない、で段々だん/\飽いて來るやうになツたんだ。お前も間尺ましやくに合はんと思ツてゐるだらうが、おれつまらんさ。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
之を英国正統なる劇場の始祖とす。しかしはレスター伯に属し、ゼームス・ボルベージ之が主宰しゆさいたり。俳優にはウイリヤム・セキスピヤと云へる人あり。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なぜなれば真の貴女きぢよこれ等多数の低級なるうして美質に満ちた婦人の間から将来ます/\発生する事を期待するからである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
と有りけるに座中の人々彌々いよ/\驚き偖は其方が野尻宿の近江屋のお專殿せんどのなるかして又持參の此文はとあきれ果てたるばかりなりおせんなほも座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
子貢曰く、その礼を見ればすなわちその政を知り、その楽を聞けばすなわちその徳を知る。百世の後より百世の王をとうするに、これにく違うことし。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そうして店子に向っては、上方から見下す必要上、背丈が低いために、やむなく半身を後方へ反らせ、眼の玉のみ下方へ向けて、うしたえたような声で云うのである。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかるに、一人の僧(山臥云々)ありて、ややもすれば仏法に怨をなしつつ、結局害心をさしはさんで、聖人を時々うかがひたてまつる。
加波山 (新字新仮名) / 服部之総(著)
そこで私は次の術——即ち、木遁の一手であって身を木の形に順応させそうしてその木と同化させる所の所謂「木荒隠形もくこういんぎょう」の秘法。それを使ったのでございます。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
而るを誰とともにか之をえん。且つなんじその人をくるの士に従わんより、豈に世をくるの士に従うに若かんやと。ゆうしてまず。子路行きて以て告ぐ。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「だから応無所住おうむしょじゅう生其心しょうごしんと云うのは大事な言葉だ、そう云う境界きょうがいに至らんと人間は苦しくてならん」と独仙君しきりにひとり悟ったような事を云う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
シカシテ、ヤガテ退城ノ後ハ、信長公ノ御成オナリアツテ、御見物ナサルベシ、其意ヲ存ジテ、退去ヲ前ニ、端々ハシバシ普請フシン掃除サウヂヲ申シツケ、表ニハ弓鉄砲ノ兵具、ソノカズ懸並カケナラベ、内ニハ資財雑具ヲ改メ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時、其津の水沼於ミヌマイデ(?)、御身沐浴ソヽしき。故、国造の神吉事カムヨゴト奏して朝廷に参向ふ時、其水沼出而イデヽ用ゐ初むるなり。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)