“而”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しか62.4%
9.8%
しこう7.0%
5.5%
さう3.4%
しかう1.7%
そう1.7%
1.5%
シカ1.5%
しこ1.1%
(他:21)4.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“而”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓100.0%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本28.7%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション27.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しかも、乳母として、お清さんと呼び、確か重明が十か十一の年までまめ/\しく仕えていた所の女が、彼の実母であったのだ!
黄鳥の嘆き (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
しかれども諸番国しょばんこくの使者したがって朝見し、各々おのおのその方物ほうぶつこうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
して、おしたぢならおしたぢ、ねぎならねぎならでよからうとつてる。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
して到るところでエスペラントの普及を計るのだと言つてその方の印刷物を沢山たくさん荷物として携へて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
しこうしてこの養子こそややもすれば枯死こしせんとする封建社会に、新活力を与うるおもなる要素たらざるはなし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
しかしこうして幕府解散の始末しまつは内国の事に相違なしといえども、おのずから一例を作りたるものというべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
踊りの立廻りにまた幇間の職業上の強酒の稽古に、両老は口癖に「命がけでやれ」と言ってかもそれは言葉だけではなかった。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
なんじは優勢なる魔群の存在を不思議に思うらしいが、事実はその通りであり、かもそはごうも怪むに足らぬ。
翁は僕等の帰るに臨んで三葉の自身の写真に署名して贈られ、さうして扉口とぐちに立つて一一いちいち僕等の手を握られた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
寒月かんげつ露伴ろはん二氏にし寄稿きかうした、さうして挿絵さしゑ桂舟けいしう担当たんとうするなど
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しかうして今茲に有生十五億を眩目げんもくせしむるの巨光、しかうして又、世界第二の文明を経営すべき参天の巨柱は建設せられたる也。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
しかうして、しかしてである。くだん牛切ぎうきりあさから閉籠とぢこもつて、友達ともだちづきあひもろくにせぬ。
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
次郎さんをはじめ此家の子女むすこむすめは、皆小柄こがらの色白で、可愛げな、そうしてひんい顔をして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
遊廓の話、茶屋の話、同窓生と一処いっしょになってドシ/″\話をして問答して、そうして私は夫れを又ひやかして、
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「九日。晴。昼九つ時頃讚州多度津湊たどつみなとへ著船。金刀比羅宮ことひらのみや参拝。夜五つ時頃人車に帰船。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
花亭の書牘に、「この北条小学纂註を蔵板に新雕しんてういたし候、所望の人も候はば、何部なりとも可被仰下候、よき本に御座候」と云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其替り、天井は無上ムシヤウに高くて、シカカヤのそゝけた屋根は、破風ハフの脇から、むき出しに、空の星が見えた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其時、塚穴の深い奥から、コホりきつた、シカも今息を吹き返したばかりの声が、明らかに和したのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
孔子曰く、後世、丘を知らんとする者は、春秋を以てせん、しこうして丘をつみせんとする者もまた春秋を以てせん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
しかしこうして、神楽坂を離れて牛込はなく、牛込に住んでいるといえば、それは神楽坂に住んでいるというも同然である。
早稲田神楽坂 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
老人の姿が見えなくなると、司令官は米国の将校の方へ向き直つた。そして変なわらやうをした。
そして又「緑林黒白」によれば、彼九郎右衛門は賊では無くて、誠に熟練した忍術家であり、豊臣秀吉に重用された所の、細作、即ち隠密だそうである。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
吾人ごじんは吉凶共に、天地万有の天朝の恢復かいふくたすけ、しかし胡虜こりょを滅絶する所の真の命令を待つ。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
食物の滋養分はくこれを消化してしかして吸収せざれば人体の用を成さず。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「一體俺は何んだえ?」といふ疑も出て來る……るとほてりきツてゐた頭が急に冷めたやうな心地もする。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ると頭がかるくグラ/\として、氣にぼうツとする。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
なぜなれば真の貴女きぢよこれ等多数の低級なるうして美質に満ちた婦人の間から将来ます/\発生する事を期待するからである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
うしてちひさな子供等こどもたちあつめて、これらの不思議ふしぎ世界せかいゆめ面白おもしろはなしをしたなら
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「九月二十一日、就中なかんずく土一揆入京中きょうちゅうにらんにゅうすしかして土蔵其他家々に令乱入らんにゅうして雑物ぞうもつ取る。剰放火三千余町焼失あまつさえさんぜんよちょうにほうかしてしょうしつす」(『大乗院寺社雑事記』)
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
十四日卯時に発す。大山峠を経て三里三石みついし駅。中屋弥二郎兵衛の家に休す。是より備前なり。二里片上駅。京屋庄右衛門の家に宿し、夜兼松弥次助と海浜蛭子祠ひるこのしに納涼す。此地山廻て海入る。しかして山みな草卉にして木なし。形円にして複重す。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
聖人常陸国ひたちのくににして、専修念仏の義をひろめたまふに、おほよそ疑謗の輩はすくなく、信順の族はおほし。しかるに、一人の僧(山臥云々)ありて、ややもすれば仏法に怨をなしつつ、結局害心をさしはさんで、聖人を時々うかがひたてまつる。
加波山 (新字新仮名) / 服部之総(著)
子貢曰く、その礼を見ればすなわちその政を知り、その楽を聞けばすなわちその徳を知る。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
孔子対えて曰く、子、政を為すにんぞ殺すことを用いん、子、善を欲せばすなわち民善からん、君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草はこれに風をくわ(加)うるとき必ずす。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そこで私は次の術——即ち、木遁の一手であって身を木の形に順応させそうしてその木と同化させる所の所謂「木荒隠形もくこういんぎょう」の秘法。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
且つなんじその人をくるの士に従わんより、豈に世をくるの士に従うに若かんやと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「だから応無所住おうむしょじゅう生其心しょうごしんと云うのは大事な言葉だ、そう云う境界きょうがいに至らんと人間は苦しくてならん」と独仙君しきりにひとり悟ったような事を云う。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
——然リト雖モ、今、故郷離散ノ思ヒ、上下涙ニ打沈ム、シカシテ、ヤガテ退城ノ後ハ、信長公ノ御成オナリアツテ、御見物ナサルベシ、其意ヲ存ジテ、退去ヲ前ニ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時、其津の水沼於ミヌマイデ(?)、御身沐浴ソヽしき。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)