“形而上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいじじょう80.0%
けいじじよう10.0%
メタフィジック10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが輩は凡人のなさけなさに、形而下けいじかの話をして夢を物とみなして長々しく弁じたが、形而上けいじじょうの思想の存在するをまったく心得ぬわけでもない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
その……鉄筋コンクリート……ですな。エエ……それはですな。それはつまり、どういふわけですかな。エエそのつまり言葉の意味……といふのはその、つまり形而上けいじじようの意味……僕はその、哲学のことを
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
抑々そもそも「象徴」とは何だろうか? 一言にして言えば、象徴の本質は「形而上メタフィジックのもの」を指定している。本質に於て形而上的なるすべてのものは、芸術上に於て象徴と呼ばれるのである。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)