“戕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこな57.1%
そこなひ14.3%
そこの14.3%
やぶ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或は傷つき或はそこなはれるであらう。けれども俺の心霊は何ものゝ暴力に抗ひても。安らかに平和に宏大に活きて居ることが出来る。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)
実に正義之人国之元気に御座候間、一人にりくせられ候へば、自ら元気をそこなひ候。自ら元気を戕候へ、性命も随而したがつて滅絶仕候。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
昔から増上慢ぞうじょうまんをもっておのれを害し他をそこのうた事蹟じせきの三分の二はたしかに鏡の所作しょさである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
五九字を学びゐんを探る人のまどひをとるはしとなりて、弓矢とるますらも富貴は国のもとゐなるをわすれ、六〇あやしき計策たばかりをのみ調練たねらひて、ものをやぶり人をそこなひ、おのが徳をうしなひて子孫を絶つは