平出修
1878.04.03 〜 1914.03.17
著者としての作品一覧
逆徒(新字旧仮名)
読書目安時間:約43分
判決の理由は長い長いものであつた。それもその筈であつた。之を約めてしまへば僅か四人か五人かの犯罪事案である。共謀で或る一つの目的に向つて計画した事案と見るならば、むしろこの少数に対 …
読書目安時間:約43分
判決の理由は長い長いものであつた。それもその筈であつた。之を約めてしまへば僅か四人か五人かの犯罪事案である。共謀で或る一つの目的に向つて計画した事案と見るならば、むしろこの少数に対 …
計画(旧字旧仮名)
読書目安時間:約29分
「昨日大川君から來たうちから、例のものを送つてやつて下さい。」亨一は何の氣なしに女に云つた。疊に頬杖して、謄寫版の小册子に讀み入つて居たすず子は、顔をあげて男の方を見た。云ひかけら …
読書目安時間:約29分
「昨日大川君から來たうちから、例のものを送つてやつて下さい。」亨一は何の氣なしに女に云つた。疊に頬杖して、謄寫版の小册子に讀み入つて居たすず子は、顔をあげて男の方を見た。云ひかけら …
計画(新字旧仮名)
読書目安時間:約29分
「昨日大川君から来たうちから、例の者を送つてやつて下さい。」亨一は何の気なしに女に云つた。畳に頬杖して、謄写版の小冊子に読み入つて居たすず子は、顔をあげて男の方を見た。云ひかけられ …
読書目安時間:約29分
「昨日大川君から来たうちから、例の者を送つてやつて下さい。」亨一は何の気なしに女に云つた。畳に頬杖して、謄写版の小冊子に読み入つて居たすず子は、顔をあげて男の方を見た。云ひかけられ …
公判(新字旧仮名)
読書目安時間:約23分
これは某年某月某日、ある裁判所に起つた出来事である。 正面には裁判長が二人の陪席とともに衣冠を正して控へて居た。向つて左には検事、右には書記、判事席のうしろの窓下には三人の試補が背 …
読書目安時間:約23分
これは某年某月某日、ある裁判所に起つた出来事である。 正面には裁判長が二人の陪席とともに衣冠を正して控へて居た。向つて左には検事、右には書記、判事席のうしろの窓下には三人の試補が背 …
二黒の巳(新字旧仮名)
読書目安時間:約32分
種田君と一しよに梅見に行つて大森から歩いて来て、疲れた体を休ませたのが「桔梗」と云ふお茶屋であつた。 「遊ばせてくれますか、」と種田君はいつもの間延な調子で云つたあとで、「エヘツヘ …
読書目安時間:約32分
種田君と一しよに梅見に行つて大森から歩いて来て、疲れた体を休ませたのが「桔梗」と云ふお茶屋であつた。 「遊ばせてくれますか、」と種田君はいつもの間延な調子で云つたあとで、「エヘツヘ …
畜生道(新字旧仮名)
読書目安時間:約13分
十二月も中ばすぎた頃であつた。俺がやつと寒い寝台から出たと云ふのに、もう電話で裁判所から催促だ。法廷が開けますから、すぐいらつして下さいと云ふのだ。俺が行かない間は、共同弁護人はみ …
読書目安時間:約13分
十二月も中ばすぎた頃であつた。俺がやつと寒い寝台から出たと云ふのに、もう電話で裁判所から催促だ。法廷が開けますから、すぐいらつして下さいと云ふのだ。俺が行かない間は、共同弁護人はみ …
瘢痕(新字旧仮名)
読書目安時間:約41分
躍場が二つもある高い階段を軽くあがつて、十六ばかりの女給仕が社長室の扉をそつと叩いた。 「よろしい。」社長の松村初造はちよいと顔を蹙めたが、すぐ何気ない風になつて、給仕を呼入れた。 …
読書目安時間:約41分
躍場が二つもある高い階段を軽くあがつて、十六ばかりの女給仕が社長室の扉をそつと叩いた。 「よろしい。」社長の松村初造はちよいと顔を蹙めたが、すぐ何気ない風になつて、給仕を呼入れた。 …
夜烏(新字旧仮名)
読書目安時間:約31分
夏水をかぶつた猿ヶ馬場耕地の田地は、出来秋の今となつては寔に見すぼらしいものであつた。ひこばえのやうにひよろ/\した茎からは、老女のちゞれた髪の毛を思はせるやうな穂が見える。それも …
読書目安時間:約31分
夏水をかぶつた猿ヶ馬場耕地の田地は、出来秋の今となつては寔に見すぼらしいものであつた。ひこばえのやうにひよろ/\した茎からは、老女のちゞれた髪の毛を思はせるやうな穂が見える。それも …
“平出修”について
平出 修(ひらいで しゅう、1878年〈明治11年〉4月3日 - 1914年〈大正3年〉3月17日)は、日本の小説家・作家・歌人・弁護士。幸徳事件(大逆事件)で弁護人をつとめた。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
“平出修”と年代が近い著者
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