“貌”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かお50.0%
かたち17.0%
かほ11.3%
がお5.7%
すがた2.8%
かおかたち1.9%
かおばせ1.9%
1.9%
カホ1.9%
うつ0.9%
(他:5)4.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“貌”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学28.6%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]13.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ト昇がイヤに冷笑しながら咄し出した。スルトお政はフト針仕事の手をとどめて不思議そうに昇のかお凝視みつめた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
もう、皆、そう決めてかかるのだった。——然し、実際に親しく上野介のかおを見知っている者は、この中に一人もないのである。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
空中おおぞらのなかにして竜に乗れる者あり、かたち唐人もろこしびとに似たり、青きあぶらぎぬの笠を着て云々
ここにつどへる将校百三十余人の中にて、騎兵の服着たる老将官のかたちきはめて魁偉かいいなるは、国務大臣ファブリイス伯なりき。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さてはと推せし胸の内は瞋恚しんいに燃えて、可憎につくき人のく出でよかし、如何いかなるかほして我を見んとらん
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そのかほの向いた方の少し先の畑で、子供が一人しやがんで居たがやがて女の方へ走り出した。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
行手には唐人とうじんかむりを見る様に一寸青黒いあたまの上の頭をかぶった愛宕山あたごやまが、此辺一帯の帝王がおして見下ろして居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
塗薬とやくと、分泌物ぶんぴぶつと、血と、焼け灰のぬらつく死にがおのかげで
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
その遺志をついだ本居宣長が終生の事業として古事記を探るようになって、はじめて古代の全きすがたを明るみへ持ち出すことができた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
嘘を言うということは悪魔のすがたである。
そこで気がおちついたので居間へ入ろうと思っていくと、周の弟はそのかおかたちが異っているので通さなかった。
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
かおかたちに至ってはこれといって書き立てるがものはない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
向いの壁にかけたるわが母君の像を見よ。心もあのかおばせのようにいつくしく、われにあだし心おこさせたまわず、世のたのしみをば失いぬれど、幾百年の間いやしき血一滴ひとしずくまぜしことなき家のほまれはすくいぬ
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
われおいたれど、人のなさけ忘れたりなど、ゆめな思ひそ。向ひの壁に掛けたるわが母君のすがたを見よ。心もあのかおばせのやうにいつくしく、われにあだし心おこさせ玉はず、世のたのしみをば失ひぬれど、幾百年いくももとせの間いやしき血一滴ひとしずくまぜしことなき家のほまれはすくひぬ。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「私の乳母うば丹精たんせいして大事に大事に育てたのです」と婦人がほこに口を添えた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
人間がタイタニックを造って誇りに乗り出すと、氷山ひょうざんが来て微塵みじんにする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
だが彼の容姿、第一におし出し、第二にカホ、これだけのものを見るために、見る快さのために、二十何年見て来た忍耐力が、今からは不思議でさへある。
何げないカホで 死んで行つたが——
水中の友 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
毗廬遮那如来、北方不空成就如来、西方無量寿仏、十万世界一切の諸仏、各々本尊をうつして、光焔を発し、一切罪を焚焼して
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
げに人傳に聞きつる如くおとなびて見え給へど、世の人の美しとてもてはやすたぐひ姿すがたかほばせにはあらざるべし。
かほばせめでたく膚かちいろなる裸裎らていの一童子の、傍に立ちてこれを看るさま、アモオルの神童に彷彿はうふつたり。
殿下、又しても、お詫び言上に罷り出ました。今朝以来失態の連続でありまして、もはや、お合わせ申すかんばせもないのでございますが、仮面をつけ、低頭して御前に進み出たのでございます。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
宮は知らずがほに一口の酒をふくみて、まゆひそめたるのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
又この人並ひとなみならぬ雲雀骨ひばりぼね粉微塵こなみじんに散つてせざりしこそ、まことに夢なりけれと、身柱ちりけひややかにひとみこらす彼のかたはらより、これこそ名にし負ふ天狗巌てんぐいわ、とたりがほにも車夫は案内あないす。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
足利末にできた『舞曲口伝』には、「この曲は天竺の楽なり。婆羅門バラモン伝来なり。一説。沙門仏哲これを伝ふ。唐招提寺にありと云ふ。また后嫉妬しっとさまといふ」とある。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
史記の仲尼弟子列伝中に孔子が、「吾言を以て人を取り之を宰予さいよに失う。ぼうを以て人を取り之を子羽しうに失う」と云っている。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)