“すがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スガタ
語句割合
姿64.4%
17.3%
3.8%
3.1%
容姿2.2%
1.6%
0.7%
0.6%
姿態0.6%
0.4%
0.4%
風姿0.4%
相貌0.3%
姿体0.3%
容貌0.3%
形状0.3%
0.3%
現象0.3%
0.3%
光儀0.1%
影像0.1%
実相0.1%
容儀0.1%
其像0.1%
姿勢0.1%
姿形0.1%
姿扮0.1%
容華0.1%
形像0.1%
形勢0.1%
形相0.1%
御影0.1%
扮装0.1%
神姿0.1%
風采0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成経 でも船の姿だけでもどんなになつかしいか。灰色にとりとめもなく広がる大きな海を見ているとわしは気が遠くなってしまう。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
主題たる戦争行為だとか群雄割拠の状などは、さながらられた彼の民俗絵巻でもあり、その生々動流するは、天地間を舞台として
三国志:01 序 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしの心耳に、それらのが交錯した瞬間、わたしは理髪舗のたかい椅子から、はずんだ鞠のやうに転げおちてしまつた。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
には影が添ふ。香ひにも何かと湿るものがある。銀箔の裏は黝い。裏漉しの香ひそのものこそ香ひらしく染み出して来る。
香ひの狩猟者 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
今日、仏といえば、誰しも、すぐに観音さま、地蔵さま、阿弥陀さまといったような、いかにも微妙端厳な、やさしい容姿の仏を思い起こします。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
五十六七にもなろう、人品のいい、もの柔かな、出家の一客が、火鉢に手を重ねながら、髯のない口許に、ニコリとした。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
放肆なるはそがなりと、然して歓楽そが被衣たるをる可からず、或は心神恍惚たり、或は衷に道念寤めて懊悩苦悶あり、情緒揺曳して悲愁暗涙あり、詩のこゝに出でゝ共に可ならざるはなし。
抒情詩に就て (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
朝明」という語は、朝別れる時の夫の事をいうのだが、簡潔に斯ういったのは古語の好い点である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
があればこそあんなにもしみ、あんなにもしい姿態りて、りなく子孫えてくのじゃ。
雪を払ふは落花をはらふにして風雅の一ツとし、和漢の吟咏あまた見えたれども、かゝる大雪をはらふは風雅のにあらず。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
その遺志をついだ本居宣長が終生の事業として古事記を探るようになって、はじめて古代の全きを明るみへ持ち出すことができた。そこから、一つの精神が生まれた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
白張傘をひらいて雨の中にその女が出てゆかうとする。外は溝板が浮いてるやうな大降りだ。ものどりでないことは、その女の風姿と、自分の家の貧しさでも知れてゐるので
下町娘 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
なにかの妖しい相貌に見える
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
九十郎はずっと向こうにある、書院造りの母屋から田舎娘に扮した、見覚えある姿体の若い女が、こっちへ足早に歩いて来るので、疑惑の瞳を注いでいた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この叙述をはつきりさせる爲めに上品な容貌蒼白くはあつたがしみ一つない綺麗な顏、威嚴のある樣子態度を讀者に附言するならば、讀者は少くとも言葉の及ぶ限り精確に
百樹曰、北越に遊びて牧之老人が家に在し時、老人家僕じて雪を形状を見せらる、京水にありて此図をり。穿物は、○なり。
武男が憤然席をけ立てて去りしかの日、母はこの子の後ろをにらみつつ叫びぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
格別不思議とも無気味ともわれない、自然現象ぎませぬ。
そこでクリストフは、熱烈素純な少女の魂を描いた。それはミンナのであったし、また肖であるべきだった。
なお、「外目にも君が光儀を見てばこそ吾が恋やまめ命死なずは」(巻十二・二八八三)があり、「わが恋やまめ」という句が入って居る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
巻十二(二九五〇)に、「吾妹子が夜戸出光儀見てしよりこころなりは踏めども」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
さて、頭のなかをいっぱいにして家へ帰って来ると、部屋のランプを消しておいて、眠る前に永い間、それらの影像を一つ一つ数え挙げるのが楽しみだ。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それから今度は小川の影像をつかまえる。それは曲り角ごとに白く泡だちながら、柳の愛撫の下で眠っている。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それは宇宙の実相は、不生不滅かも知れん。いや不生不滅であるだろう。しかしわれわれ個人には、やはり依然として『生滅』という事実があるではないか。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
いかにも「」のような話ですが、有るようで、なく、無いようで、ある、これが世間の実相です。うき世のほんとうの相です。だが、決してそれは理窟ではありませぬ。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
朝鴉はやくな鳴きそ吾背子が朝けの容儀見れば悲しも」(巻十二・三〇九五)等の例があるが、家持のには家持の領域があっていい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
飼飯の浦に寄する白浪しくしくに妹が容儀はおもほゆるかも」(巻十二・三二〇〇)、「飫宇海の河原の千鳥汝が鳴けばわが佐保河のおもほゆらくに」(巻三・三七一)の如きがあって
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それ故に画そらことゝて其像をゑがくにも、又木にきざむにも正真の形を
実物と模型 (新字旧仮名) / 相馬御風(著)
と云うのはその少年の顔と四肢とが、——つまり容貌と、姿勢とが、余りに整って美しかったからさ。
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
覆面と変装とにわれていたとはいえ、あの姿形は、どうしても春子さんに相違なかったのです。私はなぜもっと疑って見なかったのでしょう。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
富士を須走口へ降りる時、って転んで、腰にぶら下げた大きな金明水入の硝子壜を、したなり帯へりつけて歩いた彼の姿扮などが眼に浮んだ。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ようやく成長して容華雅麗に、庠序超備、伎楽管絃備わらざるなく、もとより富家故出来得るだけの綺羅を飾らせたから、鮮明遍照天女の来降せるごとく、いかな隠遁仙人離欲の輩も
声を掛けて、呼掛けて、しかも聾に、な声で、の口から言訳の出来る事らしくは思われない。……吹降ですから、御坊の頭陀袋に、今朝は、赤神形像れていなかった事は、無論です。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
初発患者が発見つてから、二月足らずのに、隔離病舎は狭隘を告げて、更に一軒山蔭の孤家を借り上げ、それも満員といふ形勢で、総人口四百内外の中、初発以来の患者百二名、死亡者二十五名
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
時に彼町醫師村井長庵は既に十兵衞を殺害し奪ひ取たる五十兩又お富をも賣代してめ取たる金までも悉皆今は早一文なしの形相と成りければ又候奸智
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それは十一年前、初めて、高氏とここで会ったときに、変らぬりのしるしにと、高氏から彼女へ与えたもので、香苞折表紙に似た金襴のうちに畳まれている地蔵菩薩の御影だった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隣部屋へ通う隠し戸を開け、手に阿片の吹管を持ち、支那の乙女の扮装をした、若い女が現われたのである。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ここになるとずっとわれわれとの距離いとでもしましょうか、御祈願をこむれば直接神様からお指図けることもでき、そう骨折らずにお神姿むこともできます——。
当の安成三五兵衛その者は、どういう人かと見ると、これはまた、痩身にも耐えずという風采で、ざしは執着のねばりを示し、眉は神経質に細くひいて、顔いろだけが長い旅にけているが
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)