“賣代”の読み方と例文
新字：売代
読み方割合
うりしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賣代（うりしろ）なすならば少しばかりの錢にはならん父御の口（くち）に叶（かな）ひし物を調（とゝの）へてなり進（まゐ）らせよと件（くだん）の櫛（くし）を與（あた）へしかば娘は之を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
賣代（うりしろ）なし其金を持（もち）藤八樣へ相談申て何方なりと再び縁を求（もと）めよや其後自然（しぜん）我事を思ひ出せし日もあらば只一遍（ぺん）の回向（ゑかう）をと云ばお節は恨（うら）めしげに九助の面（かほ）を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
欺（あざむ）き賣代（うりしろ）成せし處聢（しか）と身元請人等相調べず抱（かゝ）へ置候段行屆かざるに付過料（くわれう）三貫文申付る尤も小夜衣事は直（すぐ）に證文差許（さしゆる）し岩井村百姓十兵衞身寄（みより）太郎作へ引渡し遣（つかは）すべし
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)