“口”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くち73.9%
ぐち18.1%
ふり4.3%
クチ1.2%
グチ0.8%
くぢ0.4%
こう0.4%
0.2%
たゞ0.2%
はな0.2%
(他:1)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“口”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)20.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
僕はくち三口みくち無言で飯のかたまりを頬張ったが、突然彼女に、おい作僕の顔色はどうかあるかいと聞いた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それがために、いとゞつたなくちの、せんひとつも、なんにも、ものがはれなかつたのであります。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そこは、先刻さっきそのぐちまえぎた、おな公園こうえん裏手うらてになっていました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
あれ/\意久地いくぢなしとわらふてわらふてわらいて、ひたいまゝのにくまれぐち
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
平次は裏木戸の外の一寸人目につかぬ物蔭にしやがむと、泥と血にまみれた、匕首あひくちを一ふり持つて來ました。
固唾かたづを呑む人々の前へ、さやもない、小型の匕首あひくちが一とふり、妙に薄曇つて物凄く光ります。
其について思ひ起すのは、友人永瀬七三郎君が、北河内サンクチ(野崎の近辺)に住んだ頃、こもろいと言ふ形容詞をよく耳にした。
方言 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「デンデン ムシムシ」ト クチノ 中デ イヒナガラ、ニハヲ グルリト マハツテ キマシタ。
カタツムリノ ウタ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
とふ/\あちのこちのといゝつのりけれバ、わるものうでにほりもの(刺青)したるをだしかけ、ベラボヲグチにておどしかけしに、元より此方ハ死かくごなれバ、とびかゝりて其者むなぐらつかみ
その時、高天タカマ大御祖オホミオヤのお示しで、中臣のオヤ押雲根命オシクモネ、天の水のグチを、此二上山にところまで見とゞけて、其後久しく 日のみ子さまのおめしの湯水は、代々の中臣自身、此山へ汲みに參ります。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「さあ、いぎおどないがけあな。くぢいやうだけあな。」
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「さあ、いぎおどないがけあな。くぢも無いようだけあな。」
鹿踊りのはじまり (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
半年ごとに、その期間の出勤日数百二十日以上のものは、一位のつむぎ三十疋、綿三十屯、布百端、すき百六十こうより従八位の絁一疋、綿一屯、布三端、鍫十口まで、官位に応じて禄をうける。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
君は、この間、犯人は外からはいったのではないという様なこうふんをらしていたね。あの時は、そんなことを聞くのが嫌だったので——というのが、いくらかおれもそれを感じていて、痛い所へさわられた様な気がしたんだね——君の話を中途でめさせてしまったが、今、おれは、その同じ疑いに悩まされているのだ。
疑惑 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「それよ、気を散じるということは大切だ。笛の一尺四寸は、そのままが一個の人間であり、宇宙の万象だという。……かん、五、じょうさく、六、の七ツの孔は、人間の五情の言葉と両性の呼吸いきともいえよう。懐竹抄かいちくしょうを読んだことがあるだろう」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手足てあしかなくなつちやつてぜねはとれずはあ、野田のだこせえた單衣物ひてえものもなくしつちやつたな、どうせれ、來年らいねんなつまできてられつかうだかわかりやすめえし、かまあねえな」卯平うへいたゞひとりでつぶやくやうにぶすりといつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
後影うしろかげを起上りながら、長二が恨めしそうに見送って居りましたが、思わず跣足はだしで表へ駈出し、十間ばかり追掛おっかけて立止り、向うを見詰めて、何か考えながら後歩あとじさりして元のあがはなに戻り、ドッサリ腰をかけて溜息をき、
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まさかそれほどでもあるまいが、まあ、すべての地廻りを片端かたっぱしから悩殺し、やきもきさせ、自殺させ蘇生させ日参させ——その顔は何度となく三文雑誌の表紙と口絵と広告に使われ、ハリウッドの映画会社とジグフィイルド女道楽ファリイスとから同時に莫大なオファが掛って来たため