“地口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じぐち64.7%
ぢぐち11.8%
じぐ5.9%
ぢくち5.9%
ぢくつ5.9%
ぢぐ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、いつどこから洩れたものか、何事も茶にしてすまそうとする江戸っ子気質、古本江戸異物牒に左の地口じぐちが散見している。
無暗に縁語を入れたがる歌よみは無暗に地口ぢぐち駄洒落を並べたがる半可通と同じく御當人は大得意なれども側より見れば品の惡き事夥しく候。
歌よみに与ふる書 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)
地口じぐる挿話もおもしろかった。
随筆 寄席囃子 (新字新仮名) / 正岡容(著)
その瞬間教授の頭にきのこのやうにむくりと持上つたものがある。理髪床かみゆひどこ親仁おやぢが好く地口ぢくちといふものだ。
だから讀者の方では、難有い教訓を得て啓發されたと思ふよりも、やあ又面白く地口ぢくつたな才子だなと感ずる。又警句を吐いて人を驚かさうとして居るものと考へる。
「額の男」を読む (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
嶺千鳥みねちどり土瓶仇討どびんのあだうち』と地口ぢぐる。