“頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしら29.7%
あたま27.5%
つむり7.8%
こうべ7.5%
かぶり5.5%
がしら5.1%
3.2%
かうべ2.6%
とう2.2%
つむ1.4%
かみ1.0%
てん0.9%
さき0.9%
0.7%
とうの0.6%
カシラ0.4%
くび0.2%
ほとり0.2%
かむり0.2%
たま0.2%
ひき0.2%
こう0.1%
ずこ0.1%
つむじ0.1%
どたま0.1%
アタマ0.1%
かん0.1%
おつむ0.1%
おつむり0.1%
がし0.1%
ぐし0.1%
ここ0.1%
こつ0.1%
たもと0.1%
つぶり0.1%
つも0.1%
つら0.1%
はじめ0.1%
はな0.1%
ぱしら0.1%
ぴき0.1%
0.1%
もと0.1%
らしい0.1%
コウベ0.1%
トウ0.1%
ヘッド0.1%
ホトリ0.1%
ボワアル0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、かしらかたむけて、った、そのころのことをおもそうとしましたが、うすあおきりなか
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
こう幾度も頷いて、心なしかその睫毛のない眼をしばだたいて、刑部はお篠のことばを聞いていたが、やがて、庭の方へ向って丁寧にかしらを下げ——
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
からだじゅうがすっかりあかいのや、しろあかのまだらのや、あたまのさきが、ちょっとくろいのや、いろいろあったのです。
金魚売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこでいちばんおしまいに、中でもふんべつのありそうなあたまの白いねずみががりました。そしてちついた調子ちょうしで、
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「ええ、牝鶏があしたなら構いませんが、こうやってつむりを集めているのは、柳屋の雄鶏おんどり宵啼よいなきをするからでございますぜ。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お師匠さんは、私の言葉に、小さな声で左様なら、と、お答えになりましたが、よほど、おつむりめていましたものか、そのまま、お稽古台の上に
よくできた、褒美ほうびをやろう、ハッハハハとむせび笑いの声高く屋のむねにまで響かせしが、そのままこうべを天にむかわし、ああ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
謙三郎はいかんとも弁疏いいわけなすべきことばを知らず、しばし沈思してこうべれしが、叔母のせなをば掻無かいなでつつ、
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
媼さんはかぶりつた。智慧の持合せの少かつたのを、六十年来使ひ減らして来たので、頭の中では空壜あきびんるやうな音がした。
いや/\とかぶりをふりて意氣地いくぢもなくはゝひざよりそひしが、今日けふわたし年季ねんあきまするか
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「思いがけなく誰か、寄り添ってきたというようなことでも? ……出合いがしらに、誰かブツカッタというようなことでも、ございませんでした?」
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
いまさらのがれるわけにもいきませんでしたから、しぶしぶながらもおなわをちょうだいいたしまして、町内三十七人の者残らずが、お組がしらを筆頭に
——常に群臣を下に睥睨へいげいして、皇居へ伺候するとき以外は、を下げることを知らない信長にとっては、ここはよい修行室になるともいえよう。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
翁は、なりに黄帽子を仰向あおむけ、ひげのない円顔の、鼻のしわ深く、すぐにむぐむぐと、日向ひなたに白い唇を動かして、
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
疾翔大力微笑して、金色こんじきの円光をもっかうべかぶれるに、その光あまねく一座を照し、諸鳥歓喜充満せり。則ち説いて曰く、
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
されどたゞ「ベ」と「イーチェ」のみにて我を統治すべをさむるうやまひ我をして睡りに就く人の如く再びわがかうべを垂れしむ 一三—一五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
つまり不図ふとした動機どうきから小桜神社こざくらじんじゃ神馬しんめが一とうあらたにわれることになったのでございます。
黄金おうごんの糸で四とうりゅうのぬいとりをしたすばらしくぜいたくなカーテンが、頭目台とうもくだいのうしろにれている。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
……身にも命にもかえてね、お手伝をしますがね、……実はね、今明神様におわびをして、貴方のおつむを濡らしたのは——実は、あの、一度内へ帰ってね。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軍鶏しゃもの赤毛をおつむにのせて、萌黄もえぎ木綿のおべべをきせたお獅子ししの面を、パックリと背中へ引っくり返して、ほお歯の日和ひより下駄をカラカラ鳴らし、
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
趣味のないのと見込のないのとは別物である。鍛冶かじかみはかんと打ち、相槌はとんと打つ。されども打たるるは同じつるぎである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから又喰べるものは、皆おいしいで、「鶉のかみ」といふお役が出来て、籠の掃除やら、餌の世話など一切をいたします。
孝行鶉の話 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
「おのれから低めてかかってどうして半人なり一人なりに読ませて面白かったと言わせることができやしょう。それではてんから心構えが違いやす。」
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)
だがよしや汝が世間から棄てられ笑はれ嘲られても汝の肉親の凡ては汝にいてゆく、而して善かれ悪かれ汝の為る事にはてんから信じ切つて居る。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まじまじと控えた、が、そうした鼻のさきの赤いのだからこそけれ、くちばしの黒い烏だと、そのままの流灌頂ながれかんちょう
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
同時に「それが何んだ」と云ふ聲が雷霆の如く心を撲つたので、彼れは「へん馬鹿め」と誰れかに鼻のさきでもはじかれた樣な顏をした。
半日 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)
たのもしいわ、わたしたちの主人しゆじんにはそれが出來できないの。」と感状かんじやうあづかつた得意とくいさに、にのつて
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
高祖保よ の鉢に植ゑるがいい 四季咲きの薔薇うばら一輪その匂ひがおまへの臭みを消す
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
母方の叔父おじであるとうの中将や蔵人くろうど少将などが青摺あおずりの小忌衣おみごろものきれいな姿で少年たちに付き添って来たのである。
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
彼は建久九年に生れ、承久乱の年には二十四歳で従四位上左権中将であったが、二十八(嘉禄かろく元年)とうの中将、二十九(嘉禄二年)従三位参議兼侍従、三十九(嘉禎かてい二年)従二位権中納言に昇り、四十四歳(仁治二年)のときすでに正二位権大納言となった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
大師タイシカシラに、横佩家に深い筋合ひのある貴族たちの名をあげて、其方々からも、何分の御吟味を願はずには置かぬ、と凄い顏をして、住侶たちを脅かした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
木牛トハ、四角ナル腹、マガレルカシラ、四本ノ脚、屈折自在、機動シテ歩行ス。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
欝金草賣は謹んで無言のままにくびれた。壁際高くホルバインの傑作、アルバ公爵の肖像畫が掛けてあつて、そこよりにらむ糺問法官の眼光にすくんで了つた。
欝金草売 (旧字旧仮名) / ルイ・ベルトラン(著)
橋のたもとに眠りし犬くびをあげてその後影を見たれどえず。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
澪標の語は『延喜式』に難波津なにわづほとり、海中に澪標を立つとあるのが初めで『万葉』には水咫衝石の字をつと『和訓栞わくんのしおり』に言ってある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
みちほとりに高きは寺山てらやま、低きに人家の在る処
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と思わないわけにはゆかない。けれど、恋愛こいの芽もまだ宿してはいないと、心でかむりは横に強く振った。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
兄は黙ってかむりを振って、「もう痛くはないよ。」と寂しそうに笑顔を作ったのであります。
迷い路 (新字新仮名) / 小川未明(著)
お父つぁん生きてたら、蝙蝠傘でどたまはり飛ばされるとこやぞ
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「戻るつたらさ。なんの、どんな村長野郎だつて、おいらの目にやあねえだぞ。なんでえ、あの下種げす野郎めが、寒中に、人のどたまから冷水をぶつかけるのを村長の役柄だと思つて、鼻を高くしてけつかるだ! へん、村長々々と威張りやあがつて。おらはおらの村長だい。そうら、神様の罰があたるもんならあたるがええだ! おらはおれ様の村長だい! さうだとも、でなかつたら……」と
阿母おふくろが死んだあとで、段々馬場も寂れて、一斉いっときに二ひき斃死おちた馬を売って、自暴やけ酒を飲んだのが、もう飲仕舞で。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
古志こし長岡魚沼ながをかうをぬまの川口あたりにて漁したる一番の初鮏はつさけ漁師れふし長岡ながをかへたてまつれば、れいとしてさけひきに(一頭を一尺といふ)米七俵のあたひたまふ。
こう殿との、と人の呼ぶ尊氏の弟、左兵衛頭さひょうえのかみ直義ただよしをはじめ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雅定は俊頼に向っていった、「木工むくこうの殿はあの声をお聞きですか」。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
白兀の右には二千六百米に近いと想われる大窓のずこが、朱泥をなすり付けたような凄い顔をして此方を向いて居る。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「どえらいずこじゃい。桟俵法師さんだらぼッちい。」
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分は浪人言わば失業者の大将みたいなものだから、はじめッから少々つむじまがっている。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「恐れ入りやす、へっへ、何せ最初はなからあの仕末なんで、下方連中は気を腐らすわ、雷門はつむじを曲げるわ、和泉屋さんはおろおろするばかり、へっへっへ、仲へ立った私のお開きまでの苦労と言ったら——して、あなた様は何誰どなたで?」
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そりゃ刃物け、棒切一本持たいでも、北海道釧路くしろの荒土をねた腕だで、このこぶし一つでな、どたまア胴へ滅込めりこまそうと、……ひょいと抱上げて、ドブンと川にめる事の造作ないも知ったれども、そりゃ、あれを見ぬ前だ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
全体ぜんてえ坊主なんてえものは、高い石段の上に住んでやがって、屈托くったくがねえから、自然に口が達者になる訳ですかね。こんな小坊主までなかなか口幅くちはばってえ事を云いますぜ——おっと、もう少しどたまを寝かして——寝かすんだてえのに、——言う事をかなけりゃ、切るよ、いいか、血が出るぜ」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
鹿島槍ヶ岳以南を、自分の管見から記して見ると、尾根は一旦余程低くなって、直に祖父ヶ岳に連り、夫から山脈は西南の方向に折れて赤沢のアタマ(一名赤沢岳、後立山と云ふものは即ち之であらう)となり南に走って針木峠の西に聳える尖峰(名称不明「附記」参照)となる。
その翌朝、かんきみは道綱のところへ使いの者に、風邪気味で役所へ出られそうもありませんから一寸お出がけにでもお立ち寄り下さい、とことづけて来させた。
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
かんきみはこんどの事は何も御存知ないのだから、別にかれこれ言うこともないので、私はそのまま勝手にさせておいた。
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
「殿様もおつむが悪くていらっしゃる、それ、目の前に生きたシルクが装いをこらして、控えていらっしゃるじゃあがあせんか」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さてこそ奴等のおつむりは、恋々として横に揺れ。
いずれにしろ、お蔭で俺は、この通り長生きして、今ではこの界隈の仲間で、年がしらと立てられている。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
「お腰をお掛け遊ばしまし、少しおぐしをおさすり申上げませう」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「いやさ、あんなにこつが割れるかどうか——。」
海の口村の出はずれまで尋ねて参りますと、丁度源が鹿の湯の方から帰って来たところで、二人は橋のたもとで行逢いました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と先生は一言云ったきり、顔も上げないで、めり込むように深く卓子の端についた太い腕が震えたが、それより深いのは、若旦那の方の年紀としとも言わない額に刻んだ幾筋かのしわで、短く一分刈かと見えるつぶり
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あくる日、またおつもが痛み始めて——ちやうど二週間目になつてゐました——そいでおやすみになつたまゝ、もうお目覺めにやならなかつたんでございます。お兄さまがお部屋へいらして御覽になつた時にや、もう大方固くなつてゐらつしやいました。あゝ、お孃さん方、ほんとにお父さまは古いお血統ちすぢの一番おしまひのお方でございましたよ。
あまりの事と學生は振返ツた……其のはなつらへ、風をあふツて、ドアーがパタンとしまる……響は高く其處らへ響渡ツた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それで、はじめかへうたといふ意味いみで、旋頭歌せどうかづけられたのでありました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
こたびはしほはなの事とて忙しきまで追ひかけ追ひかけて魚の鉤に上り来れば、手も眼も及びかぬるばかりなり。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
脊高せいたかの、胸の大きい禅門ぜんもんが、鉄梃かなてこのような親指で、いきなり勝った方の鼻っぱしらをぐいとつかんで、えらいぞ、と引伸ひんのばしたとおぼし召せ
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
文吾がこの煑賣店に近づいた時は、何處で棄てられたか、見馴れぬ子狗こいぬが一ぴき、鼻を土に摺り付けて、物の臭ひを嗅ぎ𢌞つてゐた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
紫宸にいまして徳は馬のつめの極まるところにかがふり、玄扈げんこいまして化は船のいたるところを照したまふ。
まくらもとに供えた茶碗の水に線香の香りがほのかに這ってくの字を続けたように揺らいでいる——。
が、恐ろしい惨劇さんげきが始まろうとする刹那、少女はいちはやく土人のらしいらしい老人の前に身を投じた。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
コウベレテ暗壁アンペキニ向イ
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其為、かうした催しが、後宮から発起せられて、左右のトウを更衣級から出し、方人カタウドに女房を多く列せしめた。
僕のヘッドは僕のハートおさえるためにできていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
臂折來來六十年。(中略)至今風雨陰寒夜。直到天明痛不眠。痛不眠。終不悔。且喜老身今獨在。不然當時瀘水ホトリ。身死魂孤骨不收。應雲南望郷鬼
支那人の文弱と保守 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
するその水兵マアチュウルが来やがって、どうしてもそのプウルジゴテするというんだ。弟の野郎が腹を立てて、そいつの横っ面を平手打ジフルしたところが、いきなり引っこ抜いて弟のボワアルへ突っ通したんだ。