“つぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
鷸子50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若旦那の方の年紀としとも言わない額に刻んだ幾筋かのしわで、短く一分刈かと見えるつぶりは、坊さんのようで、福々しく耳の押立おったっておおきいのに、引締った口が窪んで、大きく見えるまで
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうして、微風が吹くと、一様に背を曲げる芒の上から、首を振りつつ進む馬の姿が一段と空に高まった。空では鷸子つぶりとびとがまるく空中の持ち場を守って飛んでいた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)