“鳶”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とび75.5%
とんび22.7%
トビ0.9%
0.4%
だこ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鳶”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.0%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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造船所の上にはとびが鼻唄をうたつてゐたが、お天道様てんとうさまや鳶に用事の無い広海氏は掛りの顔を見ると直ぐと切り出した。
ギニョール――したが拙者せっしゃは出られないのでござる。なぜと申せば、拙者の股引パンタロンめをとびがさらってまいったゆえ。
戸山ヶ原にも春の草がえ出して、その青々とした原の上に、市内ではこのごろ滅多に見られない大きいとんびが悠々と高く舞っていた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さっきまでは居る影さえしなかったとんびが、いつの間にかすぐ目の前で五六度を描いて舞ったかと思うと、サッと傍の葦間へ下りてしまう。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
旧来の通称の儘のは、茶珍チヤチン徳珍トクチン鈍宝ドンボオ道木ドオキ綿帽子ワタボオシ仕合シヤワセ午造ゴゾオ宝楽ホオラクカミナリトビ鍋釜ナベカマなどいふ、思案に能はぬのもある。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
――寺院、坊舎バウシヤ、商家、民屋マデ空袋アキブクロノ底ヲサグルガ如ク、残ラズ捜シ出サレ、五十、七十ト高手小手タカテコテニ縄ヲカケ、袖ヨリ袖ヘ縄ヲ通シ、珠数ツナギニ一群レヅツ札ヲツケテ、本陣ヘ引キ参リ、或ハ駅所駅所ニテ、立チ所ニ斬リ、トビヤ烏ノ餌食ヱジキニマカセラル。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春になると子供が紙をあげるのに、「山の神さん風おくれ」というところもあれば、また「山んぼ風おくれ」といっている土地もあります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
漁史は、手応の案外強きに呆れ、多少危懼せざるに非ざれども、手繰るに従いて、徐々しずしず相近づくにぞ、手を濡らしつつ、風強き日の、十枚紙だこなど手繰る如く、漸く引き寄す。
大利根の大物釣 (新字新仮名) / 石井研堂(著)