“鳶色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とびいろ96.9%
タン1.5%
プリユンタ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその椰子に覆われた鳶色とびいろの岩から、一条の水が銀の糸のようにしたたって、それが椰子の根元で、小さい泉になっているのを見た。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
灌木の繁みに引っ掛っていた女の児の鳶色タンの帽子と、鳶いろのスェタアを発見してそれらをドロシイの有と認めたのは、其の辺の、その沼のような泥水の岸でだった。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「ミッシュリーヌ嬢のほうは、私が知っていますが、ブロンドではありません。鳶色プリユンタです」
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)