“黄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
45.7%
きいろ18.5%
きい15.6%
きば5.2%
あめ2.9%
きな2.9%
こう2.9%
おう1.7%
1.2%
くわう0.6%
(他:5)2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“黄”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌4.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あるいは雲雀ひばりに化して、の花のを鳴き尽したるのち、夕暮深き紫のたなびくほとりへ行ったかも知れぬ。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
納戸色なんどいろ、模様は薄きで、裸体の女神めがみの像と、像の周囲に一面に染め抜いた唐草からくさである。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
口も比較的に小さい方で、きいろ口唇くちびるから不規則に露出むきだしている幾本の長い牙は、山犬よりも鋭く見えた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
峰から峰へ渡る幾百羽と云う小鳥の群が、きいろい翼をひらめかしながら、九郎助の頭の上を、ほがらかに鳴きながら通っている。
入れ札 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
細君さいくんは両手をついて腹這はらばいになり、ひっくり返ったコップの上からきいろなどろどろする物を吐いていた。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
女は大きな声をだして笑いだした。省三はおそる怖る女の顔に眼をやった。きいろな燃えるような光の中に女の顔が浮いていた。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
庭の運動場のまわりうわった桜の葉が、もう大半きばみ枯れて、秋らしい雲が遠くの空に動いていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
こいしの影一つなく、ただ白紙しらかみ敷詰しきつめた光景ありさまなのが、日射ひざしに、やゝきばんで、びょうとして
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
夕光ゆうかげのかがよふ舟にうなかぶし目見まみおとなしきあめの牛はも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
稻搗いなきをとめが靜歌しづうたあめなるうしはかへりゆき、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
西行の訪れたのを知った文覚の胸には、たちまちきな臭い煙が渦巻いた。今日こそは、いよいよ西行をぶちのめす機会が来た、と彼は思ったのである。
西行の眼 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
歯痛しつうの色のきな、沃土ホルムのきな、粉つぽい亢奮のきな
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
宗立本そうりゅうほんとうこう県の人で、父祖の代から行商をいとなんでいたが、年のけるまで子がなかった。
そこは、命令をうけても新任の守備隊長のもとへ、出頭しようともしない、こう中尉という乱暴者が守備していた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
食堂は二十間に八間の長方形にて周囲は紅葉流もみじながしの幔幕まんまくを張詰め、天井には牡丹形のこうおう白色はくしょく常盤ときわの緑を点綴てんてつす。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
いずれこいつは、ぽんと中へ飛び込むでしょうが、小手をかざしている間に、少しこの男の伝記を吹聴するならば、——伊兵衛取る年は四十一歳、泥棒も男ざかり分別ざかりで、ホシはえての五おう、強情で素ばしッこく
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おまけに、もえ夜具やぐぶろしきを上被うはつぱりにかけて、つゝんでた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
——金の千瓢せんなり、あかい陣羽織じんばおり、もえおどし小桜こざくらおどし、ピカピカひかる鉄砲てっぽう、あたらしい弓組、こんな行列が大路おおじ小路こうじに絶えまがない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
来青花そのおほいさ桃花の如く六瓣にして、其の色はくわうならずはくならず恰も琢磨したる象牙の如し。
来青花 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ここに大穴牟遲の神、その菟に教へてのりたまはく、「今くこの水門みなとに往きて、水もちて汝が身を洗ひて、すなはちその水門のかまはなを取りて、敷き散して、その上にまろびなば、汝が身本のはだのごと、かならずえなむ」とのりたまひき。
「六十八でございます。五わうとらで」
『大和本草』にはまた紅オウ草が蛮種として出ていて「六七月ニ黄花ヲ開ク或曰サンハ丁子ハ此千葉ナリト云花色紅黄二種アリ」と述べてある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
そしてその他の種類へは皆その上に一の形容詞を付けて、例えばスミレ、アカネスミレ、野路ノジスミレ、深山ミヤマスミレ、タチスミレ、源氏ゲンジスミレ、円葉マルバスミレあるいはスミレなどと呼んでいる。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
相変らず支那焼の藍色の硯屏とうすキイロい髯の長い山羊のやきものの文鎮がひかえて居ります。