“大”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おお27.6%
おおい16.4%
だい12.6%
おおき10.1%
おほ9.0%
たい5.6%
おほい5.5%
おほき3.2%
でか2.1%
0.8%
(他:87)7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“大”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸100.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)49.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語16.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
おおかすでございましたから早四郎は頬をふくらせてってく。五平はたゞちにお竹の座敷へ参りまして。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
するといつどこから出てたか、おおきなひげのえたおとこと、かわいらしい小さなぼうさんが出て
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
人間はこの点においておおいに神に恐れ入っているようである、なるほど人間の観察点から云えばもっともな恐れ入り方である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
向うの机を占領している学生が二人、西洋菓子を食いながら、団子坂だんござかの菊人形の収入についておおいに論じている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
客 菊池寛きくちくわん氏の説によると、我我は今度のだい地震のやうに命も危いと云ふ場合は芸術も何もあつたものぢやない。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この土器どき發明はつめいさらだいなる進歩しんぽ人間生活にんげんせいかつうへにもたらしました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
夏のゆうべには縁の下からおおきひきがえるが湿った青苔あおごけの上にその腹を引摺ひきずりながら歩き出る。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今度は後方うしろだと振りむく途端に、五寸近くあるおおきな奴がひらりと歯磨の袋を落してえんの下へけ込む。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そのときとうさんがすずめに、あのおほきなおかまはう御覽ごらんつてせました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あしひきのやまさへひかはなりぬるごときおほきみかも 〔巻三・四七七〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
おじいさんとおばあさんはたいそうよろこんで、瓜子姫子うりこひめこけたあまんじゃくをおかごにせました。
瓜子姫子 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
するとかみさまは、たいそうおおこりになって、いったんかえりかけたかえるをおびもどしになりました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
然も婚姻に因りて愛を得むと欲するは、なんぞ、水中の月をとらへむとする猿猴ゑんこうの愚とおほいに異なるあらむや。
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
漂流へうりう以來いらいおほい渇望かつぼうしてつた葉卷煙葉はまきたばこ充分じゆうぶん
『かしこまりました』と椋鳥は、二人の姉妹に白い布で目隠しをして、おほきな椋の木の空洞うつろの前へつれてゆきました。
仲のわるい姉妹 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
『今日は、今日は』とおほきな声で続けざまに幾度も云ひましたが、やつぱり黙つて返事をしませんでした。今度は一人一人、
仲のわるい姉妹 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
お帰りに重とうござえましょうが、芋茎ずいきでかく成りましたから五六ひっこ抜いてお土産にお持ちなすって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「もう宜い、宜いとも! 明日の朝浅七に見て貰うさかい。さア寝て呉れ、でかい御苦労でござった。」と皮肉に言った。
恭三の父 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
「おめさまの留守にな、この子の奴が縁側から這いずり落ちて、コレまあこんなかいこぶをこしれえただよ!」
案内人風景 (新字新仮名) / 百瀬慎太郎黒部溯郎(著)
そうでやすな、一口にいったら……途方もなくはらかい……日本人にゃ珍しい肚の大きな方でござんすな。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
六週むまわりも経っただねえ、でけえ穴にはなったが疵口が癒ってしまって、達者になったのだ、寿命のある人は別なもんか
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「こんなでけい内で、手を敲いたって何が聞えるかね。電話があるでねえか、それでお帳場を呼びなさいよ。」
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此等の、沢山の「おし」の中、唯天圧神の外、殆例を見ない程、「おし」は「オホ」或は「大きし」に通じるのである。
兄に対してオホある如く、弟に対してワカを用ゐて、次位の高級神女を示す風から見れば、弟にも多数と次位の一人とを使ひわけたのだ。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「面白いに違げえねえな、お互ひに江戸に生れて江戸に住んで、てえした退屈もせずに、また年を一つ取つたぢやないか」
「馬鹿にゃあてえして役に立たねえとも、違えねえさ、――金だって何だって。」とシルヴァーが大声で言った。
懷から取出したでつかい財布さいふ寛永通寳くわんえいつうはうが五六百枚も入つて居るのを受取ると、平次はすつかり有頂天になりました。
『いけ好かない奥様だね。』と言つたが、『迎への人かえ? 何とか言つたつけ、それ、忠吉さんとか忠次郎さんとかいふ、禿頭の腹のでつかい人だよ。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「のう辰さん。」三次が言った。「饂飩もなかなか上金あがりでっけえもんと見えますのう。」
太「はアえゝ、成程でっけえ間違まちげえになりやんした」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
爺どのが、待たっしゃい、鶴谷様のお使いで、綿をいかいこと買うて来たが、醤油樽や石油缶の下積になっては悪かんべいと、上荷に積んであるもんだ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
菊枝 さて其事ぢや。わらははな、近ごろいかい苦労をしておぢやつた。それ、お前も存じよりの黒谷の加門様の妹娘のことぢやが、あの娘が気がふれてな。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
しまつていて、らいまつとえかつてからべかな」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
わし野郎やらうそのうちはあえかつてつから學校がくかうもあとちつとにして百姓ひやくしやうみつしら仕込しこむべとおもつてんでがすがね
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「ぼっかり押孕おっぱらんだ、しかもでっかい、木魚講を見せつけられて、どんなにか、はい、女衆は恥かしかんべい。」
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「迷惑どころではござりましねえ、かさねがさね礼を言われて、わしでっかくありがたがられました。」
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また一のうるはしき聲あかるき空をわけて流れぬ、是に於てか我は正しき憤りよりエーヴァの膽のふときを責めたり 二二―二四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
左の方にて彼と並ぶは、きもふとく味へるため人類をしてかゝるにがさを味ふにいたらしめし父 一二一―一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
『僕はそれ以来、おほひに同情を表して居る。』
一月一日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
手早く革嚢に取り入れて再び虚空に舞ひ上り兜を載いて大急ぎに引き返す、その時の二個の怪物はメヂューサの死骸を見ておほひに怒りたちまち跡を追つかけたけれども、伝令神の沓には及ばず、パーシユーズは首尾よく虎口をのがれた。
毒と迷信 (新字旧仮名) / 小酒井不木(著)
「そうらろ、けえ姿なりしていふことかねえから」おつぎはおこつたやうな容子ようすをしてせる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
けはあ、りやけえ姿なりして、ろうのなんだのつて」と與吉よきち呶鳴どなりつけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
人々は、鬼といえばいてい木で造ったような物体と考えると思うが、われわれと同じ肉体の感じを持った鬼を見た人はあるまい。
ばけものばなし (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
事実その遊びぶりはいしたものであったらしい。
村長様が、大囲炉裡おおいろりの自在竹に掛った滝登りより、えッとでっけえ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
太「まア待たんしよ、何だ多助、まア/\わしが来たから待っておくんなんし、やい多助、われでっけなりをして母様かゝさまに折檻されるという様な馬鹿なことが有るか、母様どういう訳だか知んねえが、まア待ってお呉んなんし」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大山祇おおやまつみ神の女等、磐長いわなが姫とナノり、オトは、木華開耶このはなさくや姫とナノる。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
天孫又問ひて曰はく、「其秀起カノホダたる浪の穂の上に、八尋殿てゝ、手玉タダマもゆらにハタ少女ヲトメは、是誰が女子ムスメぞ。」答へて曰はく、「大山祇神の女等、は磐長姫とナノり、オトは、木華開耶姫とナノる。」……(日本紀一書)
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
オシはおそはく・うしはくの義の「壓す」から出たものでなく、また「オホシ」に通ずるオシオシなどで宛て字するおしとも違ふ樣だ。
按ふに、此は、忍之別と一ツ王なるが、二柱になれるなり。其は、上に云る如く、忍之別の之ノ字は衍にて忍別なる、其忍はオホシの意なれば、淤富斯オホシと、淤富須オホスと、御名の伝への、聊かの差よりまぎれて、二柱にはなれるものなり。
わかしとおゆと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其が家を離れない間は、単なる叙景詩の芽生えに過ぎないといふ点では、道行きぶりや、矚目発想法や、物尽しからタイして離れることが出来ないばかりか、性的な興味を中心にする傾向に向ひさへしたらう。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
タイしたる事のなからむ。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あらいところは目につくから――ヘッ、うなぎだと思ってるんだね、小串こぐしのところをやったのでね。性質たち(石の)のいいやつばかりお好みと来たのさ。
いけえこと小言云わなければなんねえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ここに伊耶那岐の大御神、いたく忿らして詔りたまはく、「然らば汝はこの國にはなとどまりそ」と詔りたまひて、すなはち神逐かむやらひにやらひたまひき二四
この時伊耶那岐の命いたく歡ばして詔りたまひしく、「吾は子を生み生みて、生みのはてに、三柱の貴子うづみこを得たり」と詔りたまひて、すなはちその御頸珠みくびたまの玉の緒ももゆらに取りゆらかして一八、天照らす大御神に賜ひて詔りたまはく、「汝が命は高天の原を知らせ」と、言依ことよさして賜ひき。
えけ青大將あをだいしやうぶらんとかきからぶらさがつたから竹竿たけざをおとすべとおもつたら
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おゝえやまあ、えけきうあとぢやねえけえ」と一人ひとりばあさんがおどろいていつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
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