“でい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:デイ
語句割合
出入71.8%
出居10.3%
10.3%
2.6%
2.6%
泥魚2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大親分も好いが、縄張なはばりが広くなれば出入でいりも多くなる道理で、人に立てられゝば人の苦労も背負つてやらねばならない。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
いまもし學士がくしにありて札幌さつぽろにもゆかず以前いぜんとほなまやさしく出入でいりをなさば
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今晩も電燈が点いたので、鶴見は出居でいから土間どまに降りて、定めの椅子を引き出して腰をおろす。
いわゆる出居でいは拡張せられて客座敷というものができた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
悲痛な叫びが一つ聞えたときは、もう雨と火と血とでいねいにまみれきった三の丸は、敵人の影にちあふれていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんでえ。つがもねえ、こりゃ博多はかた人形のこぶでいじゃねえかよ」
あなたがおでいになるたんびに、絹紐きぬひもを一ぽんずつってください、ね、あたしそれで梯子はしごんで、それが出来上できあがったら、したりますから、うませて、れてって頂戴ちょうだい
小母おばさん、買ってくんねえ、小父的おじき買いねえな。千六本に、おなますに、皮剥かわはぎと一所に出来らあ。内が製造元だから安いんだぜ。大小でいしょうあらあ。でいが五銭で小が三銭だ。皮剥一ツ買ったっておめえ、三銭はするぜ、買っとくんねえ、あ、あ、あ、」
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そこらの汀に、泥にくるまれた蓑虫みのむしのようなものが無数に見えましょう。虫でも藻草もぐさでもありません。泥魚でいという魚です。この魚は天然によく処世を心得ていて、旱天ひでりがつづき、河水があがると、あのように頭から尾まで、すべて身を泥にくるんで、幾日でも転がったままでいる。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)