“出入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でいり43.0%
ではい12.5%
しゅつにゅう11.1%
でい11.1%
ではいり8.6%
ではひ2.9%
しゆつにふ2.2%
だしい1.4%
いでいり1.1%
いでい1.1%
ではひり1.1%
しゆつにゆう0.7%
だしいれ0.7%
しつにふ0.4%
しつにゅう0.4%
しゆつにう0.4%
でいる0.4%
では0.4%
でへい0.4%
でへえ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝに住むこと約半年、に同町内の他へ移転した。すると、出入酒商が来て、旧宅にゐる間に何か変つた事は無かつたかと問ふ。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
二、三人の募集員が、汚い折り鞄を抱えて、時々格子戸を出入りした。昼になると、お庄はよく河岸鰻屋へ、丼をえにやられた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
松本法城も——松本法城は結婚以来少しに暮らしているかも知れない。しかしついこの間まではやはり焼鳥屋へ出入していた。……
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
このに、もう一人金持ちがありました。そのは、のものが、一金持ちのにばかり出入りするのをねたましくいました。
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
多くの取引先や出入の人達には、もうそれが単なる噂ではなくて、事実となって刻まれている。お島は作の顔を見るのも厭だと思った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
先刻から、出入りのお素振に、けた、爐邊ものをして母親が、戸外手間れるのに、フト心着いて
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
当地では石炭の出入に桟橋費一につき三十五銭取られる如き費用を要するのをては一切省略しようとするのだである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
はたいたまゝで、元二が、財布出入れをする縁側いた煙管つて、兩提突込まうとする縁臺から、のそ/\と前脚した一黒猫がある。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
阿部家はで文政九年八月に代替となって、伊予守正寧いだから、蘭軒は正寧の世になった足掛四年阿部家の出入した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
美田の源次が堀川の功名にかして赤樫の木太刀を振り舞はせし十二三の昔より、空肱でて長劒の輕きをつ二十三年の春の今日まで、世に畏ろしきものを見ず、出入る息をきては
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「門口の戸かい、あれは僕が出入するにけなければならないから開けはするが、締める必要なんかちつとも無いぢやないか。」
こはして宮の冷淡ならざるを証するに足らざるなり、は、この女夫出入に握手するは、夫の始より命じて習せしなるをや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
生麦酒出入をする一段高い台の上には、器械を胸のにして受持のボオイがあたかも議長席に着いたもののように正面を切って身動もせず悠然と控えている
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
樣子からしてへると、はのべつにういふ場所出入して、刺戟にはとうに麻痺しながら、因習結果依然として何度となくしてゐるらしかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その話の様子からして考えると、彼はのべつにこういう場所に出入して、その刺戟にはとうに麻痺しながら、因習の結果、依然として月に何度となく同じ事を繰り返しているらしかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ドスト露國平民社界暗澹たる境遇實踐したるなり、して述作するは、露西亞人血痕涙痕をこきまぜて、ふべからざる入神筆語て、虚實兩世界出入せり。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
して居るやし又妹が人の世話にでもなりて居るかどうぢや其方主人方の番頭久兵衞は汝が處へ常々出入と申すが全く然樣公儀にては御存知なるぞ僞るに於ては其方の爲に相成ず明白に申立よと有りしに藤助はいに恐れ私し久々眼病にて甚だ難澁仕つり今日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
田地を買って楽にしておなさるが、も久留島さまへ出入いるから、れが御縁になって時々お藤さまを訪ねると、先方さまでもやれこれ仰しゃって下さるから、私もハア時々機嫌聞きにくと
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
多「分家へくって、これは何うも困りやしたなア、叔父さんは物堅えから、そんな事を聞かせたら怒って、い済みませんで出入りも出来なくなりやんすから、どうか御勘弁をえてい」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此奴矢張ういう事があるんでげしょう、へえー、なア……鐵やい、左官のの野郎が火事の時に手伝って、それから御家様出入りをし、何日か深い訳になったが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)