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誂
ふりがな文庫
“誂”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あつら
88.2%
あつ
5.1%
あつらえ
3.9%
あつらへ
1.8%
あとら
0.3%
あつれ
0.3%
あつらい
0.3%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あつら
(逆引き)
指さした縁側には、
誂
(
あつら
)
へたやうに泥足、
鑿
(
のみ
)
でこじ開けたらしい雨戸は、
印籠
(
いんろう
)
ばめが痛んで、敷居には滅茶々々に傷が付いてをります。
銭形平次捕物控:269 小判の瓶
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
誂(あつら)の例文をもっと
(50作品+)
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あつ
(逆引き)
健三は床の間に釣り合わない大きな朱色の
花瓶
(
はないけ
)
を買うのに四円いくらか払った。
懸額
(
かけがく
)
を
誂
(
あつ
)
らえるとき五円なにがしか取られた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
誂(あつ)の例文をもっと
(17作品)
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あつらえ
(逆引き)
クションは、あの二人ずつ腰を掛ける
誂
(
あつらえ
)
ので、私は
肥満
(
でっぷり
)
した大柄の、洋服着た紳士の
傍
(
わき
)
、内側へ、どうやら腰が掛けられました。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
誂(あつらえ)の例文をもっと
(13作品)
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▼ すべて表示
あつらへ
(逆引き)
大した智慧のある男ではありませんが、眼と耳の良いことはガラツ八の
天稟
(
てんぴん
)
で、平次の爲には、これ程
誂
(
あつらへ
)
向のワキ役はなかつたのでした。
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
誂(あつらへ)の例文をもっと
(6作品)
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あとら
(逆引き)
その
姿容
(
かたち
)
の
端正
(
うつくしき
)
に
感
(
め
)
でたまひて、すなはち
建内
(
たけしうち
)
の
宿禰
(
すくね
)
の大臣に
誂
(
あとら
)
へてのりたまはく、「この日向より
喚
(
め
)
し上げたまへる
髮長
(
かみなが
)
比賣は、天皇の大
御所
(
みもと
)
に請ひ白して、
吾
(
あれ
)
に賜はしめよ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
誂(あとら)の例文をもっと
(1作品)
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あつれ
(逆引き)
「ビリーはそれにゃお
誂
(
あつれ
)
え向きの男だったな。」とイズレールが言った。「『
死人
(
しびと
)
は咬みつかず』って
奴
(
やっこ
)
さんはよく言ってたっけ。 ...
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
誂(あつれ)の例文をもっと
(1作品)
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あつらい
(逆引き)
夕立が手引をした此夜の出来事が、全く伝統的に、お
誂
(
あつらい
)
通りであったのを、わたくしは却て面白く思い、実はそれが書いて見たいために、この一篇に筆を執り初めたわけである。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
誂(あつらい)の例文をもっと
(1作品)
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誂
漢検1級
部首:⾔
13画
“誂”を含む語句
誂向
別誂
御誂
誂物
誂主
御誂向
御誂物手鑑
誂子
誂謗
“誂”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
中里介山
泉鏡花
泉鏡太郎
佐々木邦
谷崎潤一郎
吉川英治
夏目漱石
徳田秋声
島崎藤村