“誂”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あつら86.7%
あつ5.4%
あつらえ4.7%
あつらへ2.2%
あつらい0.4%
あつれ0.4%
あとら0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“誂”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸37.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
下女があつらえた水菓子をはちに盛って、梯子段はしごだんを上って来たので、「あの女」の話はこれで切れてしまった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして二品ふたしなばかりの料理をあつらえて、申しわけに持って来させたビイルを、めるようにちびちび飲んでいた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
迷亭が来たから、迷亭にがんが食いたい、雁鍋がんなべへ行ってあつらえて来いと云うと、かぶこうもの
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
当人の説明では赤は身体からだに薬になるから、衛生のためにわざわざあつらえるんだそうだが、入らざる心配だ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分達が立ったかわは、かえってこっちの山の裾が水に迫って、ちょうど切穴の形になって、そこへこの石をめたようなあつらえ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
クションは、あの二人ずつ腰を掛けるあつらえので、私は肥満でっぷりした大柄の、洋服着た紳士のわき、内側へ、どうやら腰が掛けられました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ウム、下札さげふだいまあつらへにやつてある、まだ出来できんが蝋色ろいろにして金蒔絵きんまきゑ文字もじあらは
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
大した智慧のある男ではありませんが、眼と耳の良いことはガラツ八の天稟てんぴんで、平次の爲には、これ程あつらへ向のワキ役はなかつたのでした。
夕立が手引をした此夜の出来事が、全く伝統的に、おあつらい通りであったのを、わたくしは却て面白く思い、実はそれが書いて見たいために、この一篇に筆を執り初めたわけである。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
で、お前さんがたはみんな困った羽目になっているんだね? よし、じゃあ、ベン・ガンを信用しなせえ、——ベン・ガンはそれにゃあおあつれえ向きの男だよ。
「ビリーはそれにゃおあつれえ向きの男だったな。」とイズレールが言った。
その孃子をとめの難波津にてたるを見て、その姿容かたち端正うつくしきでたまひて、すなはち建内たけしうち宿禰すくねの大臣にあとらへてのりたまはく
ここに倭建の命「いざ刀合たちあはせむ」とあとらへたまふ。