“御所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごしょ60.0%
ごしよ12.5%
おところ12.5%
ごぜ5.0%
みもと2.5%
おんかた2.5%
おんもと2.5%
ミモト2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、あるいはそなたも知らぬであろうが、おそれ多いことながら、いまの御所ごしょのお模様もようは、その貧しい人々よりもまさるものがある。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いかなれば齋藤瀧口、今更いまさら武骨者の銘打つたる鐵卷くろがねをよそにし、負ふにやさしき横笛の名にめる。いかなれば時頼、常にもあらで夜ををかして中宮の御所ごしよには忍べる。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
御所おところ名前をおっしゃっらない方には、お目に掛らない——と申すほどの見識のあるあっしじゃございませんが——」
高田近くの磯野いその御所ごぜで細々ながらも地機じばたで「大和絣やまとがすり」を織るのを見られるでしょう。しかし下り坂なのをどうすることも出来ません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
ここに二柱の神はかりたまひて、「今、吾が生める子ふさはず。なほうべ天つ神の御所みもとまをさな」とのりたまひて、すなはち共にゐ上りて、天つ神のみことを請ひたまひき。
又、生捕られた女房たちは、女院、北政所きたのまんどころろう御所おんかた、大納言佐局すけのつぼね帥佐そつのすけ、治部卿局以下四十三人である。
スサノヲの命の御所おんもとに參りましたから、その御女おんむすめのスセリひめが出て見ておあいになつて、それから還つて父君に申しますには、「大變りつぱな神樣がおいでになりました」と申されました。
乃ち木国の大屋毘古オオヤヒコ神の御所ミモトに急かしり給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)