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御所
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ごしよ
ふりがな文庫
“
御所
(
ごしよ
)” の例文
いかなれば齋藤瀧口、
今更
(
いまさら
)
武骨者の銘打つたる
鐵卷
(
くろがね
)
をよそにし、負ふにやさしき横笛の名に
笑
(
ゑ
)
める。いかなれば時頼、常にもあらで夜を
冒
(
をか
)
して中宮の
御所
(
ごしよ
)
には忍べる。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
服装
(
ふくそう
)
は
私
(
わたくし
)
の
時代
(
じだい
)
よりはやや
古
(
ふる
)
く、
太
(
ふと
)
い
紐
(
ひも
)
でかがった、
広袖
(
ひろそで
)
の
白衣
(
びゃくい
)
を
纏
(
まと
)
い、そして
下
(
した
)
に
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
は
)
いて
居
(
い
)
るところは、
何
(
ど
)
う
見
(
み
)
ても
御所
(
ごしよ
)
に
宮仕
(
みやづか
)
えして
居
(
い
)
る
方
(
かた
)
のように
窺
(
うかが
)
われました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
此年
(
ことし
)
二三
享徳
(
きやうとく
)
の夏、
二四
鎌倉の
御所
(
ごしよ
)
成氏朝臣
(
しげうぢあそん
)
、
二五
管領
(
くわんれい
)
の
上杉
(
うへすぎ
)
と御中
放
(
さ
)
けて、
館
(
みたち
)
兵
(
ひやう
)
火に跡なく滅びければ、御所は
二六
総州
(
そうしう
)
の御
味方
(
みかた
)
へ落ちさせ給ふより、関の東
忽
(
たちま
)
ちに乱れて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
玄竹
(
げんちく
)
は
町醫
(
まちい
)
であるけれども、
夙
(
つと
)
に
京都
(
きやうと
)
の
方
(
はう
)
へ
手
(
て
)
を
廻
(
まは
)
して、
嵯峨御所
(
さがごしよ
)
御抱
(
おかゝ
)
への
資格
(
しかく
)
を
取
(
と
)
り、
醫道修業
(
いだうしゆげふ
)
の
爲
(
た
)
めに
其
(
そ
)
の
地
(
ち
)
に
遣
(
つか
)
はすといふ
書付
(
かきつけ
)
に、
御所
(
ごしよ
)
の
印
(
いん
)
の
据
(
す
)
わつたのを
持
(
も
)
つてゐるから
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
朝日
(
あさひ
)
は、
御所
(
ごしよ
)
の
門
(
もん
)
に
輝
(
かゞや
)
き、
月
(
つき
)
は
戎劍
(
じうけん
)
の
閃影
(
せんえい
)
を
照
(
て
)
らした。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
此夜、
三條大路
(
さんでうおほぢ
)
を左に、
御所
(
ごしよ
)
の裏手の
御溝端
(
みかはばた
)
を辿り行く骨格
逞
(
たくま
)
しき一個の武士あり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
瀧口もやゝ哀れを催して、『そは氣の毒なる事なり、其の上﨟は
何處
(
いづこ
)
の
如何
(
いか
)
なる人なりしぞ』。『人の噂に聞けば、
御所
(
ごしよ
)
の
曹司
(
ざうし
)
なりとかや』。『ナニ曹司とや、其の名は聞き知らずや』。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“御所”の意味
《名詞》
御所(ごしょ)
天皇、上皇、三后、皇子の御座所及び居所。禁裏。内裏。また、天皇の敬称。
親王、将軍などの居所のこと。
(出典:Wiktionary)
“御所”の解説
御所(ごしょ)とは、主に天皇など特に位の高い貴人の邸宅、またはその人を指す、歴史上の称号のひとつ。そのいくつかは現代にも名称を残している。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“御所”で始まる語句
御所望
御所刑
御所車
御所刑場
御所柿
御所方
御所勞
御所山
御所解模様
御所前