“緋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
97.9%
あか2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一とわたり祈祷がすむと、先達の女房でおという四十女が、黒ずくめの品の良い様子で、の少女に案内させて出て来ました。
すると、突然、の緞帳の裾から、桃色のルイザが、吹きつけた花のように転がり出した。裳裾が宙空で花開いた。緞帳は鎮まった。
ナポレオンと田虫 (新字新仮名) / 横光利一(著)
長吉はなものを吐きだすように云ってから口をつぐんだ。短冊のような型のある昼夜帯を見せたお鶴が、小料亭のような恰好をして入って来た。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
に落ちたい木の葉も動かない、月は皎々昭々として、磯際の巌も一つ一つ紫水晶のように見えて山際の雑樹が青い、穿いた下駄の古鼻緒も霜を置くかと白く冴えた。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)