“緋色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひいろ97.2%
スカーレット2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立派な革椅子に、チーク材の卓子など、すこぶる上等な家具が並んでいて、床をおお絨氈じゅうたんは地が緋色ひいろで、黒い線で模様がついていた。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
やはり緋色ひいろの二布を腰に巻いただけの裸で、いま川からあがったところとみえ、肌も濡れているし、足もとの岩にも水がまっていた。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その探偵小説「緋色スカーレットの研究」(すなわち初めてシャーロック・ホームズの名を世に出したもの)の序に書いてある。
科学的研究と探偵小説 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)