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『鵜』
ふりがな文庫
『
鵜
(
う
)
』
布施半三郎はその淵をみつけるのに二十日あまりかかった。 加能川には釣り場が多い、雇い仲間の段平は「三十八カ所ある」と云った。半三郎はひととおり見て廻ったが、自分の求めている条件に合うのは、その淵だけであった。——そこは七十尺ばかりの断崖の下 …
著者
山本周五郎
初出
「講談倶楽部」博文館、1954(昭和29)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約38分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
喰
(
た
)
軟
(
やわ
)
銀杏
(
ぎんなん
)
仲間
(
ちゅうげん
)
剥
(
む
)
忍冬
(
すいかずら
)
撓
(
しな
)
溜
(
た
)
甲斐
(
がい
)
菖蒲
(
しょうぶ
)
一瞥
(
いちべつ
)
乳暈
(
にゅううん
)
二布
(
ふたの
)
仰
(
おっ
)
傾
(
かし
)
処
(
ところ
)
凭
(
もた
)
切尖
(
きっさき
)
別墅
(
べっしょ
)
前肢
(
まえあし
)
前袴
(
まえばかま
)
勾配
(
こうばい
)
午
(
ひる
)
半刻
(
はんとき
)
卑怯
(
ひきょう
)
博奕
(
ばくち
)
却
(
かえ
)
叱
(
しか
)
吃
(
ども
)
吃驚
(
びっくり
)
呆
(
あき
)
呟
(
つぶや
)
呶号
(
どごう
)
咎
(
とが
)
咥
(
くわ
)
喘
(
あえ
)
喧嘩
(
けんか
)
嘴
(
くちばし
)
嘶
(
いなな
)
噛
(
か
)
囁
(
ささや
)
団扇
(
うちわ
)
図書
(
ずしょ
)
国許
(
くにもと
)
土埃
(
つちぼこり
)
埃立
(
ほこりだ
)
塀
(
へい
)
塞
(
ふさ
)
太息
(
といき
)
太腿
(
ふともも
)
威
(
おど
)
嫁
(
とつ
)
嫉妬
(
しっと
)
実生
(
みしょう
)
川鱒
(
かわます
)
帷子
(
かたびら
)
怯
(
おび
)
慥
(
たし
)
憐
(
あわ
)
手洟
(
てばな
)
抉
(
えぐ
)
抛
(
ほう
)
拘
(
かかわ
)
挾
(
はさ
)
掻
(
か
)
搗
(
つ
)
撫
(
な
)
擽
(
くすぐ
)
断崖
(
だんがい
)
昏
(
く
)
晒
(
さら
)
木綿
(
もめん
)
杏子
(
あんず
)
楓
(
かえで
)
樺色
(
かばいろ
)
此処
(
ここ
)
歪
(
ゆが
)
毀
(
こわ
)
水苔
(
みずごけ
)
泡立
(
あわだ
)
淀
(
よど
)
淵
(
ふち
)
温和
(
おとな
)
溺
(
おぼ
)
潰
(
つぶ
)
濛々
(
もうもう
)
煎鳥
(
いりとり
)
牛蒡
(
ごぼう
)
狡猾
(
こうかつ
)
田圃
(
たんぼ
)
田楽
(
でんがく
)
痩
(
や
)
瘧
(
おこり
)
皓
(
しろ
)
皺
(
しわ
)
眉間
(
みけん
)
眩
(
まぶ
)
瞳孔
(
どうこう
)
瞼
(
まぶた
)
窪
(
くぼ
)