“痩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
87.2%
やせ11.0%
1.0%
やつ0.4%
やさか0.3%
つか0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安宅さんはその時、三十七八の、背の高い、せぎすの男の方と立ち話をされていた。それは私も一面識のある森於菟彦さんだった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
空想の別世界にも住んでいるが、現実の常識生活にも一点の批を打たれないようにしようというのが自分のその頃の我慢であった。
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
そのことあって以来、ヒルミ夫人の頬がかにけ、瞼の下にんだ隈が浮びでたのも、まことに無理ならぬことであった。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
見ると、鼻下に立派な髭をたくわえた一見品のある紳士であるが、ひどくれて病人のようにしか思われない。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
ここに赤猪子おもひけるは、みことをあふぎ待ちつる間にすでにここだくの年を経て姿かたちけてあれば更に恃みなし。
枕物狂 (新字旧仮名) / 川田順(著)
御奉行様はあの一件の為にどれ程おれなさった事でございましょう。皆天下の御為なのでございます。今思いましても有難い極みでございます。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)