“痩骨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やせぼね60.0%
そうこつ20.0%
やせぎす20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝ら、槍をすて、馬を献じ、降を乞うなれば、わが将、大方だいほう程遠志ていえんしどのに申しあげて、黄巾こうきんをたまわり、肉食させて、世を楽しみ、その痩骨やせぼねを肥えさすであろう。否といわば、即座に包囲殲滅せん。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
目を挙げて経済世界のありさまを見れば、秋風寂寞せきばく、満目荒涼、ただ黄面痩骨そうこつ、人鬼相半ばするの老若男女がすきを揮い、を握るを見るなり。その従事する職業はもとより自由の職業にあらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
僕は暫し目をみはりて、いぶかしげに我を見居たるが、さてはあの痩骨やせぎすを尋ね給ふか、檀那は別に御用ありての事なるべければ、案内あないしまゐらせん、されどこれも歸らんは一時間の後なるべし