痩骨やせぼね)” の例文
汝ら、槍をすて、馬を献じ、降を乞うなれば、わが将、大方だいほう程遠志ていえんしどのに申しあげて、黄巾こうきんをたまわり、肉食させて、世を楽しみ、その痩骨やせぼねを肥えさすであろう。否といわば、即座に包囲殲滅せん。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
痩骨やせぼねの肩にかゝれるもの先づ苦しむ。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
痩骨やせぼねのまだ起直おきなおる力なき 邦
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)