“痩衰”の読み方と例文
読み方割合
やせおとろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上當年五十三歳に相成候と云たる體(てい)顏色(がんしよく)殊(こと)の外(ほか)痩衰(やせおとろ)へ肉(にく)落(おち)骨(ほね)顯(あら)はれ聲(こゑ)皺枯(しわがれ)て高く上(あげ)得(え)ず何樣數日手強(てづよ)き拷問に掛りし樣子なり大岡殿此體(このてい)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
肋骨や手足の関節が目立つて目に泌みるその不健康な裸体を見てゐると、まるで痩衰(やせおとろ)へた河鹿(かじか)が岩にしみついてゐるやうにしか思へないのであつた。
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
只(と)見ると、文治は痩衰(やせおとろ)えて鬚(ひげ)ぼう/\、葬式(とむらい)の打扮(いでたち)にて、裃(かみしも)こそ着ませぬが、昔に変らぬ黒の紋付、これは流罪中上(かみ)へお取上げになっていた衣類でございます。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)