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痩衰
ふりがな文庫
“痩衰”の読み方と例文
読み方
割合
やせおとろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やせおとろ
(逆引き)
上當年五十三歳に相成候と云たる
體
(
てい
)
顏色
(
がんしよく
)
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
痩衰
(
やせおとろ
)
へ
肉
(
にく
)
落
(
おち
)
骨
(
ほね
)
顯
(
あら
)
はれ
聲
(
こゑ
)
皺枯
(
しわがれ
)
て高く
上
(
あげ
)
得
(
え
)
ず何樣數日
手強
(
てづよ
)
き拷問に掛りし樣子なり大岡殿
此體
(
このてい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
肋骨や手足の関節が目立つて目に泌みるその不健康な裸体を見てゐると、まるで
痩衰
(
やせおとろ
)
へた
河鹿
(
かじか
)
が岩にしみついてゐるやうにしか思へないのであつた。
黒谷村
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
只
(
と
)
見ると、文治は
痩衰
(
やせおとろ
)
えて
鬚
(
ひげ
)
ぼう/\、
葬式
(
とむらい
)
の
打扮
(
いでたち
)
にて、
裃
(
かみしも
)
こそ着ませぬが、昔に変らぬ黒の紋付、これは流罪中
上
(
かみ
)
へお取上げになっていた衣類でございます。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
痩衰(やせおとろ)の例文をもっと
(5作品)
見る
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
衰
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“痩”で始まる語句
痩
痩躯
痩形
痩我慢
痩馬
痩身
痩腕
痩肉
痩浪人
痩立
“痩衰”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
作者不詳
三遊亭円朝
泉鏡花
坂口安吾