“只”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ただ58.0%
たゞ18.8%
6.5%
5.3%
たっ4.5%
たった1.6%
たつ0.8%
たつた0.8%
ロハ0.8%
たんだ0.4%
(他:6)2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“只”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸56.5%
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
死を限りと思えば、一生にはたされ易し。一大事と申すは、今日、ただ今の心なり。それをおろそかにして、翌日あることなし。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
勘次かんじただちからきはめて蕎麥そばからつてつひに一ごんかなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いまこの厄難やくなんさいして、吾等われらみちたゞ二つある、その一つは
今こそ法體ほつたいなれ、ありし昔の瀧口が此君このきみ御爲おんためならばと誓ひしはあめが下に小松殿たゞ一人。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
二人は何事もだ有難いと面目ないで前後不覚のようになって、重二郎の云う儘に表へ出に掛る。台所口の腰障子をけ、
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
——貴嬢あなたを妻に欲しいと云ふのも、決して貴嬢の学識や品性を重んじて言ふのぢや無い、だ貴嬢の特別財産を見込むのだ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ボートから上つて、雜木林を一丁ほど歩いて、ある空地あきちに出ると、其處に六頭の馬と六人の馬子が私たちを待つてゐた。
湖水めぐり (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
見ればいぬる日鷲郎と、かの雉子きぎすを争ひける時、間隙すきを狙ひて雉子をば、盗み去りし猫なりければ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
杢「姿形なりかたちに惚れたのではない、たった一つ娘の見込があります、たった一つ臍から二寸ばかり下に見所があるのサ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
たっ一言ひとこと美惠比丘尼の「ガーッ」という一喝が山田藤六の耳へ響きますると、パタリと尻餅をいて気絶致しました。
此奴こいつかたき片割かたわれと己までも殺される事を仕出来しでかすというは、不孝不義の犬畜生め、たった一人の兄妹きょうだいなり、ことにゃア女の事だから
乳母 ならっしゃりませぬとも、このを十四ほんけますがな……とうても、その十四ほんが、ほんに/\、もうたったほんしかござりませぬわい。
あいちやんはうまれてから是迄これまでたつた一しか海岸かいがんつたことがないので
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
だけど、わたしはあのたまちやんをせてあげたいわ、しおまへたまちやんをたつた一でもやうものなら屹度きつとねこきになつてよ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
それでもたつた一人ひとりおつぎとつてかたることにまでちかづきたものがあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
……もうたつた一人ひとりになつたとKが云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大地主はロハのような金で、その金の割合の何十倍もの造田が出来た。造田さえされれば、「低利資金」位は小作料だけで、ドシドシ消却出来た。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
俺はただ気ままに、食ったり寝たり遊んだり、ごらんのような工合で面白く生きてるというまでのことだ。都会というところは実によくできていて、ロハで何でもいうことを聞いてくれるからな。だから心配しないで、まあ酒が欲しければ酒……ああ酒は駄目なのか、じゃ煙草なら煙草、何でも好きなものをいうがいい、昨日のようにもらって来てやるから。
地図にない街 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
婚禮こんれいしきげてたんだときたぬうちにチッバルトをばころして、わしのやうにこが
この不正ふせい爭鬪たゝかひには二十人餘にんよ關係かゝづらうてたんだ一人ひとりころしたに相違さうゐござりませぬ。
マーキュ 猫王ねこまたどの、九箇こゝのつあるといふ足下おぬしいのちたッたひとつだけ所望しょもうしたいが、其後そののち擧動次第しこなししだいのこ八箇やッつたゝみじくまいものでもない。
たツ指環ゆびわ一箇ひとつ』とあいちやんがかなしさうにひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
其上そのうへにはちひさな黄金造こがねづくりのかぎたツたひとつあつたばかり、あいちやんは最初さいしよ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
たま田舍ゐなかには兩親りやうしんもなく、たヾ一人ひとりありしいもとれと非常ひじやうなかよかりしが
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
たヾ一寸ちよつと吾助ごすけ一筆ひとふでにてもとひたれば、此卷紙このまきがみなにかきぼくたまはれ
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今は屋島やしまの浦にいかりを留めて、ひたすら最後の日を待てるぞ哀れなる。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
入道相國にふだうしやうこく非道ひだう擧動ふるまひ御恨おんうらみを含みて時のみだれを願はせ給ふ法住寺殿ほふぢゆうじでんゐんと、三代の無念を呑みてひたすら時運の熟すを待てる源氏の殘黨のみ、内府ないふ遠逝ゑんせいを喜べりとぞ聞えし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)