“只管”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひたすら96.4%
ひたす2.7%
いたずら0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
受け御手當金てあてきん百兩と御墨附おすみつき御短刀までのち證據しようことて下されしことちく物語ものがたればお三ばゝは大いによろこび其後は只管ひたすら男子の誕生たんじやうあらんことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
働き長崎に居ることが出来ぬ身と為りたれば妾に向いて共に神戸に逃行にげゆかんと勧めたり妾は早くより施寧には愛想尽き只管ひたすら金起を愛したるゆえらば寧児を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
何がさて、その当時の事であるから、一同ただ驚き怪しんで只管いたずらに妖怪変化の所為しわざと恐れ、お部屋様も遂にこのやしき居堪いたたまれず、浅草並木辺の実家へ一先ひとまずお引移りという始末。
池袋の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)