“ひたす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
只管60.0%
一向20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故に只管ひたすら道を行ひ道を樂み、若し艱難に逢うて之を凌んとならば、彌々いよ/\道を行ひ道を樂む可し。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
もとよりその辺の用意は一と通りしたりしも、かかる病魔に襲われんとは、全く思い寄らざることなれば、僅かに下剤を用いなどして、一向ひたすら恢復を祈りしも、浮腫容易に減退するに至らず
すばらしく鼻のきく袋猫々のことであるから、辻々に到れば、すなわち鼻をひくひくさせて、今福嬢の残香のこりか漂い来る方向を、嗅ぎあて、その方向へひたすらにすっとばしたのであった。