“ひたす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
只管60.0%
一向20.0%
20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故に只管ひたすら道を行ひ道を樂み、若し艱難に逢うて之を凌んとならば、彌々いよ/\道を行ひ道を樂む可し。
遺訓 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
晝前に物置から母屋に移された、下男の勇太郎の死骸は、檢視が濟むのを待ち兼ねて、明るいうちに目黒から驅けつけた、親兄弟が引取つて歸り、此處にはもう、淋しいものは何んにも無い筈ですが、家中の者はお互に顏を見合せないやうにし、顏を合せても滅多に口をきかないやうにして、只管ひたすら時の經つのを待つて居る樣子でした。
全く思い寄らざることなれば、僅かに下剤を用いなどして、一向ひたすら恢復を祈りしも、浮腫容易に減退するに至らず、然るに如何いかんせん、これを平地に報ずる道なく、さればとて猛烈なる吹雪の中を下らんことは、到底一、二人の力を以て為し得べきにあらず
すばらしく鼻のきく袋猫々のことであるから、辻々に到れば、すなわち鼻をひくひくさせて、今福嬢の残香のこりか漂い来る方向を、嗅ぎあて、その方向へひたすらにすっとばしたのであった。