“為”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
34.7%
ため17.4%
13.9%
10.7%
8.4%
4.1%
2.5%
1.0%
つく0.9%
0.7%
なさ0.6%
なす0.5%
まね0.5%
せゐ0.5%
0.4%
0.3%
せい0.3%
なし0.3%
なっ0.3%
おさ0.2%
おも0.2%
しょ0.2%
0.2%
なり0.1%
いつわり0.1%
しよ0.1%
する0.1%
せえ0.1%
せん0.1%
たり0.1%
なつ0.1%
やつ0.1%
わざ0.1%
をさ0.1%
0.1%
タメ0.1%
ツク0.1%
フォーワ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らの残りの生涯は、自己真似をすることのうちに過ぎてゆき、昔生存していたころに言いし考えあるいは愛したところのことを
一年と二年とはどうやら無事で、算盤の下手な担任教師が斉藤平大の通信簿の点数の勘定を間違ったに首尾よく卒業いたしました。
革トランク (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
お三輪はあの母の晩年に言ったことたことなぞをいろいろと思い出すようになったほど、自分も同じように年をとったかと思った。
食堂 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
母親のお長吉初袷薄着をしたまゝ、千束町近辺出水の混雑を見にと夕方から夜おそくまで、泥水の中を歩き𢌞つために
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
読んでゐるなんて、とんでもない話だ、る事は後から/\と、いくらでもありますつて坊やそうお云ひ。あんまりお呑気がすぎますよ
惑ひ (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
かくなん思ふと言ひければ、放免然らばさもよと云ひければ、男家に死人を持て行きたれば、妻此れを見て其れは何ぞと云へば
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
一つ間違へば命も失はなければならん、不具にもれなければならん、阿父さんの身の上を考へると、私は夜も寝られんのですよ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
猶ホ黄道士ガ一叱スレバ頑石活シテ群羊トルガ如シ。吾レ又案ヲ拍チ筆ヲ按シテ姦人狡児ヲ懲罰セント一大呼スレバ、汝秩然トシテ其ノ行伍ヲ整列ス。
祭活字子文 (新字旧仮名) / 成島柳北(著)
孔子……春秋をるに至りては、筆すべきは則ち筆し削るべきは則ち削り、子夏の徒も一辞をくることわず。弟子、春秋を受く。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
義経記は、盲僧の手にかゝつて、一種の念仏式説経となり、瞽巫女や歌占巫女の霊感は、曾我物語をあげて、まづ関の東で、地盤を固めた。
其不義惨酷、往古ノ夷狄ト雖ドモザル所ニテ、文明ノ世ニ出テ人ノ上ニ立ツ者ノ挙動ナランヤ。
神異記洞冥記にも夜光珠の㕝見えたれども孟浪す。古今注にはすぐれて大なるは夜光珠をといへり。
宮はきて唇を咬みぬ。母は聞かざるして、折しもけるへり。貫一はこのを見て更に嗤笑ひつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さうして先刻と同じやうな鹿爪らしい顔付で、寒いかいくらか鼻頭をあかくして、——尚も家路とは反対な同じ道をヒヨロ/\と歩いてゐた。
失題 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その日に自分がるだけの務めをしてしまってから、適宜労働をして、湯にって、それから晩酌に一盃ると、同じ酒でも味がうようだ。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
、太祖の失か、失にあらざるか、斉泰のか、為にあらざる将又斉泰、遺詔に托して諸王の入京会葬をめざるわざるの勢の存せしか、非
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その上に御面相の振わないのを自覚していたであろうが、男と交際していてもお勢のような coquettish な容子は少しもなかった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
地気天に上騰て雨○雪○となれども、温気をうくれば水となる。水は地の全体なればの地になり。
夫とも私が泣いて居るから信切に夫を慰めようとて来て下さッたのかも知ませんが、今とては恐しくも有ません、首切台は知て居ます
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
子曰く、国をむるには礼を以てし、(礼は譲を貴ぶ、うして)その言譲ならず、是の故に之を哂えり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
季子然問う、仲由と冉求とは大臣と謂うべきか。子曰く、吾子を以て異(他事)を問うならんといしが、で由と求とのことをしも問えるか。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そこで志山林に在り、居宅を営まず、などと云われれば、大層好いようだが、実はうこと無しの借家住いで、長い間の朝夕を上東門の人の家に暮していた。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
る事一万疋に及びし時酒屋厮童が「キンライ」を聞いて豁然大悟し、茲に椽大椎実筆衆生文学者説解せんとす。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
然処私兼て聞及居候一事有之、辞安の人とに疑を懐居候。其辺の事既に御考証御論評相成居候哉不存候へ共、左に概略致記載入御覧候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いや、それよりも二人の愛は、どちらが本当の愛なのだろう。野村の愛が幻か。大井の愛が利己心か。それとも両方がそれぞれの意味で、やはりのない愛だろうか。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
時おりはう事なさの退屈しのぎから、茶器弄りをさえさせるようになったのだった。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
やれ総助の処の末の娘が段々色気が付いて来たのと下らぬ噂をばかりならまだ好いが、若者と若者との間にその娘に就いての鞘当が始まる、口論が始まる、喧嘩が始まる、皿が飛ぶ
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
ばか言ってらア、死ぬるは勝手に死ぬるんだ、こっちのじゃアねエ。踏切の八百屋で顔が売れてるのを
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
綾子はこれを見て見ぬふり、黙許してめざれば、召使のものはなく、お丹の命令に唯々諾々
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
上聞、於御当家先例之御定法、至養父歿後者、縦兼約之次第自然せしむるといえども披露、不其養子也、病死跡同前也
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
「けれども、れつこにてるんだから、ろきやしません」と云つて、代助を見てしいをした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
親方がのつそりて見ろよと譲つて呉れゝば好いけれどものうとの馬鹿に虫の好い答へ、ハヽヽ憶ひ出しても、心配相に大真面目くさく云つた其面が可笑くて堪りませぬ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
明道の言をって、道学の君子のならんやとい、明道の執見僻説委巷の曲士のし、誠にう可き也、と云い、明道何ぞち自らむことの如くなるや、と云い、伊川を評しては
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
破産不為家(産を破り家をめず)
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
女鳥の わがおほきみのす機。ねろかも——、御存じ及びでおざりませうなう。昔、かう、機殿からのぞきこうで、問はれたお方様がおざりましたつけ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私一人ニて五百人や七百人の人お引て、天下の御するより廿四万石を引て、天下国家のの御為致すが甚よろしく、おそれながらこれらの所ニハ、乙様の御心ニハ少し心がおよぶまいかと存候。
また「蓬ク転旋シ、直達スル者ニ非ザルナリ」とも、また「飛蓬ハ飄風ニ遇テ行ク、蓋シ蓬ニハ利転ノ象アリ、故ニ古ヘハ転蓬ヲ観テ車ヲルヲ知ル」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
と云う考えだから、私の主義は思想思想でもなけりゃ芸術芸術でもなく、また科学科学でもない。人生の為の思想、人生の為の芸術、た人生の為の科学なのだ。
私は懐疑派だ (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)