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淋
ふりがな文庫
“淋”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さび
84.0%
さみ
9.5%
さむ
4.0%
さみし
0.9%
さびし
0.7%
さ
0.4%
そゝ
0.2%
りん
0.2%
サビ
0.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さび
(逆引き)
君があの連中と一緒に遊び廻つてゐて、いつ行つてもゐないのみか自ら書かないやうにでもなると、僕は非常に
淋
(
さび
)
しい気がするんだ。
良友悪友
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
淋(さび)の例文をもっと
(50作品+)
見る
さみ
(逆引き)
美奈子が宮の下の
賑
(
にぎ
)
やかな通を出はずれて、段々
淋
(
さみ
)
しい
崖
(
がけ
)
上の道へ来かゝったとき、丁度道の左側にある理髪店の
軒端
(
のきば
)
に
佇
(
たたず
)
みながら
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
淋(さみ)の例文をもっと
(43作品)
見る
さむ
(逆引き)
「でも
宅
(
うち
)
の
事
(
こと
)
を
始終
(
しじゆう
)
淋
(
さむ
)
しい/\と
思
(
おも
)
つてゐらつしやるから、
必竟
(
ひつきやう
)
あんな
事
(
こと
)
を
仰
(
おつ
)
しやるんでせう」と
前
(
まへ
)
と
略
(
ほゞ
)
似
(
に
)
た
樣
(
やう
)
な
問
(
とひ
)
を
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
淋(さむ)の例文をもっと
(18作品)
見る
▼ すべて表示
さみし
(逆引き)
淋
(
さみし
)
い、
森
(
しん
)
とした中に
手拍子
(
てびょうし
)
が
揃
(
そろ
)
って、コツコツコツコツと、
鉄槌
(
かなづち
)
の音のするのは、この小屋に並んだ、
一棟
(
ひとむね
)
、
同一
(
おなじ
)
材木
納屋
(
なや
)
の中で、
三個
(
さんこ
)
の石屋が、石を
鑿
(
き
)
るのである。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
淋(さみし)の例文をもっと
(4作品)
見る
さびし
(逆引き)
「あれ! お聞き、」と
涙声
(
なみだごえ
)
で、枕も
上
(
あが
)
らぬ寝床の上の露草の、がッくりとして
仰向
(
あおむ
)
けの
淋
(
さびし
)
い素顔に
紅
(
べに
)
を含んだ、白い頬に、
蒼
(
あお
)
みのさした、うつくしい、妹の、ばさばさした
天神髷
(
てんじんまげ
)
の崩れたのに
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
淋(さびし)の例文をもっと
(3作品)
見る
さ
(逆引き)
そこで直ぐは帰らず山内の
淋
(
さ
)
むしい所を
撰
(
よ
)
ってぶらぶら歩るき、
何時
(
いつ
)
の間にか、丸山の上に出ましたから、ベンチに腰をかけて
暫時
(
しばら
)
く
凝然
(
じっ
)
と品川の沖の空を
眺
(
なが
)
めていました。
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
淋(さ)の例文をもっと
(2作品)
見る
そゝ
(逆引き)
雨
淋
(
そゝ
)
げども竹愈〻翠に、天寒けれども鴨水に親しむ面白い境に到り得たのであるが、
何樣
(
どう
)
して容易に其處に到り得よう。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
淋(そゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
りん
(逆引き)
火遁の術は奇にして
蹤
(
あと
)
尋ね
叵
(
かた
)
し 荒芽山畔
日
(
ひ
)
将
(
まさ
)
に
沉
(
しず
)
まんとす 寒光地に
迸
(
ほとばし
)
つて刀花乱る 殺気人を吹いて血雨
淋
(
りん
)
たり
予譲
(
よじよう
)
衣を撃つ本意に非ず
伍員
(
ごいん
)
墓を
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
淋(りん)の例文をもっと
(1作品)
見る
サビ
(逆引き)
私少シ
淋
(
サビ
)
シイ。今アナタノ顔ヲ見ナイノハ。マダデスカ。見タイモノデス。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
淋(サビ)の例文をもっと
(1作品)
見る
淋
漢検準1級
部首:⽔
11画
“淋”を含む語句
御淋
淋漓
薄淋
淋巴腺
口淋
淋巴液
心淋
鮮血淋漓
淋巴
物淋
味淋
慷慨淋漓
墨痕淋漓
裏淋
淋病
溌墨淋漓
淋巴質
淋代
白味淋
光淋屏風
...
“淋”のふりがなが多い著者
中里介山
夏目漱石
谷崎潤一郎
柳田国男
太宰治
幸田露伴
国木田独歩
江戸川乱歩
島崎藤村
正岡子規