“軒端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のきば94.0%
のきばた4.0%
けんたん1.0%
のきは1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美奈子が宮の下のにぎやかな通を出はずれて、段々さみしいがけ上の道へ来かゝったとき、丁度道の左側にある理髪店の軒端のきばたたずみながら
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
午後十一時少し前に、私たち三人は、Y町の、殺人のあった家の軒端のきばたにたたずんで、犯人の通るのを待ちました。
現場の写真 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
軒端けんたん数分の間隙よりくゞり入るは、世の人の嫦娥じやうがとかあだなすなる天女なれども、我が意中人の音信を伝へ入るゝことをなさねば、我は振りかへり見ることもせず。
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)