“軒輊”の読み方と例文
読み方割合
けんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ウェールズ国中の最も小なる二郡とあえて軒輊けんちなき人口を有するに過ぎざる二小国(トランスヴァールとオレンジ自由国)」
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
れ見と信と行とは、吾人の宗教生活に於ける三大要義也。三者は相済あひな相資あひたすけて、其の価値に軒輊けんちすべき所あるを見ず。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
前にも云つたやうに、将軍の一行には蘭方医と漢方医とが相半あひなかばしてゐた。其人物の貫目より視ても、両者はたやす軒輊けんちすべからざるものであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)