『伊沢蘭軒（いさわらんけん）』

頼山陽は寛政十二年十一月三日に、安藝国広島国泰寺裏門前杉木小路の父春水の屋敷で、囲の中に入れられ、享和三年十二月六日まで屏禁せられて居り、文化二年五月九日に至つて、「門外も為仕度段、存寄之通可被仕候」と云ふ浅野安藝守重晟が月番の達しに依つて …

著者	森鴎外
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」1916（大正5）年6月～1917（大正6）年9月
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約16時間5分（500文字/分）
朗読目安時間	約26時間48分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

下（くだす） 上（のぼつ） 行（ゆい） 煩（わずらひ） 候（ま） 戯（たはぶれ） 自（おのづから） 為（なり） 交（かう） 否（しからざ） 進（しんじ） 去（さんぬる） 面（おもしろ） 尾（をはり） 傍（そう） 直（なほし） 上（ほとり） 重（ちよう） 来（きたつ） 辺（へんより） 画（ゑがく） 如（によ） 連（つらなる） 忙（いそがは） 夥（むれ） 埋（うづもれ） 焚（やけ） 尋（ついで） 掛（くわい） 直（ちよく） 間（まゝ） 畢（をはつ） 被（かうぶ） 率（にはか） 余（わが） 風（かぜあり） 夥（くわ） 囲（めぐり） 創（はじむ） 将（ひきゐ） 許（きよ） 人（たり） 出（しゆつ） 達（いたる） 退（たい） 時（ときに） 蓋（かい） 斑（しみ） 同（あは） 尚（ひさし） 坐（そゞろ） 此（かくの） 遽（にはかに） 谷（のたに） 肯（あへ） 極（きはみ） 委（くはしく） 宿（やどる） 承（うけたまはり） 這（この） 忍（をし） 卓子（しつぼく） 伝（つたふ） 凡（おほよそ） 安（お） 葬（はうむり） 尽（つきて） 辱（はづかしめ） 正（まさに） 交（まじはり） 志（しる） 比（ころほひ） 収（をさまり） 行（おこなひ） 好（よしみ） 熱（あつさ） 達（たつし） 真（まさし） 直（たゞち） 全（まつたく） 面（まのあた） 敬（きやう） 帰（とつ） 展（のし） 頃（このごろ） 孰（いづれか） 已（すでに） 晦（かく） 亡（ばう） 上（たてまつ） 勝（しよう） 被（かづ） 称（となへ） 廻（めぐり） 乳母（にゆうぼ） 喧（かまびすしく） 架（かせる） 釣（てう） 愈（いやす） 而（しかして）