“已”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
55.1%
すで32.7%
やむ6.0%
おわ1.6%
0.8%
0.5%
のみ0.5%
スデ0.5%
0.5%
すでに0.3%
(他:6)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“已”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 個人伝記9.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.4%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
更に又汝の感慨にして唯ほれぼれとするのみなりとせば、んぬるかな、汝も流俗のみ、済度さいどす可からざる乾屎橛のみ。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
淑女の顏はすべて燃ゆるごとく見え、その目にはわが語らずしてむのほかなき程に大いなる喜悦よろこび滿てり 二二—二四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
霎時しばらくにして海上を見渡せば、日はすでに没し、海波暗くして怒濤砂をき、遥か沖合には漁火いさりび二、三。
すでにその領域に入れば田疇でんちゅうことごとく治まり草莱そうらい甚だひら溝洫こうきょくは深く整っている。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
苦痛をのがれるためにやむを得ず流れるよりも、悲哀をできるだけ長くいだいていたい意味から出る涙がまじっていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
やむを得ずしてせつな詩を作つたと云ふ痕跡はなくつて、やむを得るにもかゝはらず俗な句を並べたといふ疑ひがある。
艇長の遺書と中佐の詩 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さてこの不生、不滅という語を、もう一度他の語で申せば、「生滅を滅しおわる」すなわち「生滅滅已めつい」ということです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
身体形容ことごとく端正、かくのごとく我れ今夫を得おわれり、必ずまさに頂戴して奉承すべし
日の沒せむとするや、形、鼓を懸けたる如きを見るべし。既に見へば目を閉開するも、皆明了ならしめよ。是を日想となし、名づけて、初觀といふ。
山越しの弥陀 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
日の歿せむとするや、形、鼓を懸けたる如きを見るべし。既に見へば目を閉開するも、皆明了ならしめよ。是を日想となし、名づけて、初観といふ。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
例えば風景の場合、西洋画にあっては近景に立てる樹木、家、石垣等がほとんど画面を占領してしまい、百里の遠方はでに地平線という上の一点に集合している次第となってしまう。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
然り、我はでに冬の寒さに慣れたり、慣れしと云ふにはあらねど、我はこれに怖るゝ心を失ひたり、夏の熱さにも我は我がはらわたを沸かす如きことは無くなれり、唯だ我九膓を裂きてた裂くものは、我が恋なり
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
慶子嬢は意識を取戻したが、此の暴行事件に就いては単に女の介在して居る事を肯定せるのみで何故か其他の事情に就いては、口を緘して語らぬ。
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)
只私は微塵の作為も無く以上を綴った事を、断言する事が出来るのみであります。
陳情書 (新字新仮名) / 西尾正(著)
クロール酸カリウム。二酸化マンガン、酸化銅等ノ如キ酸化金属ヲ混ジテ熱スレバスデニ二百六十度乃至ナイシ二百七十度ニ在リテ酸素ヲ放出ス
琥珀のパイプ (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
積悪セキアク スデ天誅テンチユウアタヒ
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当方通信用電源小サクシテ長時間ノ通信ニ耐エズ。詳細報ジタキモムヲ得ズ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
臣、タダ鞠躬尽力キッキュウジンリョク、死シテ後マンノミ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
廿三日卯時に発す。駅を出れば直に碓氷峠のはね石坂なり。上ること廿四丁、蟠廻はんくわい屈曲して山腹岩角を行く。石塊𡵧𡵧ぐわん/\大さ牛のごとくなるもの幾百となく路に横りがいそばたつ。時すでに卯後、残月光曜し山気冷然としてはだへとほれり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
もうとうに音楽は始まっていた。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これでは、あわよくば綱を用いて嶮崖絶壁を登降することに慣れていた岩茸いわたけ採りや、藁履わらぐつに樏をはいて雪中にも登山していた猟師までも応援に引張り出して維新前の岩登りや、雪中登山の可能性にまで筆を駆ろうとした私も、想像の翼をおさめてやんぬるかなと諦めなければなるまい。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
日の歿ぼつせむとするや、形、鼓を懸けたる如きを見るべし。既に見へば目を閉開するも、皆明了ならしめよ。是を日想となし、名づけて、初観といふ。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
六七 造りをはりて後悔し、顏に涙を流し、泣きて其果報を受くべき業は、善く作られたるに非ず。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
二二五 諸の賢人若し常に身を護り、害せざるときは、不死の處に往く、往きをはりて愁へず。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
現在我スデニ經認識正確的道路
元以〔蒲〕壽庚有一レ功。官其諸子若孫。多至顯達。泉人避其薫炎者十(?)餘年。元亡廼ヤム
蒲寿庚の事蹟 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)