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歛
ふりがな文庫
“歛”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
をさ
37.5%
おさ
25.0%
あつ
12.5%
や
12.5%
をさま
12.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をさ
(逆引き)
その常に
慙
(
は
)
ぢかつ
悔
(
くゆ
)
る一事を責められては、
癒
(
い
)
えざる
痍
(
きず
)
をも
割
(
さか
)
るる心地して、彼は苦しげに
容
(
かたち
)
を
歛
(
をさ
)
め、声をも
出
(
いだ
)
さでゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
歛(をさ)の例文をもっと
(3作品)
見る
おさ
(逆引き)
雪中登山の可能性にまで筆を駆ろうとした私も、想像の翼を
歛
(
おさ
)
めて
已
(
やん
)
ぬる
哉
(
かな
)
と諦めなければなるまい。
山の今昔
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
歛(おさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あつ
(逆引き)
そのものゝ父はかの笑はしめしものを公に訟へければ、一座に連りしものより金を
歛
(
あつ
)
めて
賂
(
おく
)
り、某甲を葬りて、事解けぬとなむ。(新古文林 第一巻第五号 明治三十八年八月)
『聊斎志異』より
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
歛(あつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
や
(逆引き)
その瞬間、電車の響も、自動車の音も、人の話声も一時にぴったりと
歛
(
や
)
んで、不思議な沈黙が街を占めた。と、突然、静まり返った建物を覆すような、けたたましい
電鈴
(
ベル
)
が鳴った。
秘められたる挿話
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
歛(や)の例文をもっと
(1作品)
見る
をさま
(逆引き)
以太利
(
いたりや
)
の風光にあくがれし詩人、シェレエが「ピサに近きカシネの松ばら」と題してものしたる歌の中に就きて、回想せし楽しき逍遥の日は「なよ風松が枝に巣ごもり、荒波海ぞこに
歛
(
をさま
)
れりし」
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
歛(をさま)の例文をもっと
(1作品)
見る
歛
漢検1級
部首:⽋
17画
“歛”を含む語句
収歛
暴歛苛法
苛歛誅求
“歛”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
松本泰
横瀬夜雨
蒲原有明
木暮理太郎
森鴎外