“悔”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くや44.8%
28.2%
くい18.5%
くやみ3.1%
くゆ1.5%
あなど0.8%
くひ0.8%
うら0.4%
くやし0.4%
くやん0.4%
(他:3)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“悔”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸19.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
電報を見せてくやみを言ふと、若い夫人はこはれた玩具人形おもちやにんぎやうのやうに胸をぺこ/\させて泣き出した。
小艶こえんが殺されたさうぢやないか。滿更知らない仲ぢやないから、くやみを言ふ心算つもりで來たが、まだゐるかい」
康頼 (成経をきとめる)成経殿。軽はずみをしてあとでいないために! あなたは敵をほうるようにして友をころす気か!
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
かれに、狐疑こぎ逡巡しゅんじゅんをいだかせ、その間に、われは心耳心眼をいで、いなき剣の行きどころを決する。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玉枝はひどく恐縮してしまひました。うつかり餘計なことを言つてしまつたくいが、處女をとめ心をさいなんで居る樣子です。
すらすらとすすきを抜けて、くいある高き身に、秋風をひんよくけて通す心細さを、秋は時雨しぐれて冬になる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
鳶「まア、其様そんな長ったらしいくやみあとにしておくんなせえ、さ、粂どん此方こっちへ這入んなよ」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「何を言ふんだ、——お隣だもの、おくやみの一つも言つて、死顏を見て來るが宜い」
してたとえくゆるようなことがあっても決してそれを口に出して人に向って愚痴をいうようなことのない勝気な女であった。
凍える女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その常にぢかつくゆる一事を責められては、えざるきずをもさかるる心地して、彼は苦しげにかたちをさめ、声をもいださでゐたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その声の中にはもうあなどりの調子も、勝ち誇った調子もなかった。
とちぢめられた虐げられあなどられた
夕ぐれの明るさに憶う (新字新仮名) / 今野大力(著)
またわがいへる圓のうちの弓形ゆみがたのぼる處にて彼に續くは、まことくひによりて死を延べし者なり 四九—五一
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
くひなきたま
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
「生きかえって後に、また約束をやぶるようなことがあってはいけないです。どうか私のむくろを取って来てください。私はあなたの家で生きかえります。私はすこしもうらむことがないのです。」
連城 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
今思へばあの時の不心得が実にくやしくて悔くて、私は何とも謂ひやうが無い! 貴方が涙をこぼして言つて下すつた事も覚えてゐます。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「狭山さん、私はこんなに苦労を為て置きながら、到頭一日でも……貴方と一処に成れずに、芸者風情ふぜいで死んで了ふのが……くやしい、私は!」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
人事しとごとにしないでなげいたりくやんだりして心配してるとこだから、全躰なら『叔母さんの了簡にかなくッて、こう御免になってまことに面目が有りません』とか何とか詫言わびことの一言でも言う筈のとこだけれど
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
と云つて、もつと三千代と対座してゐて、自然のめいずるがまゝに、話し尽して帰ればかつたといふ後くわいもなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかしそれとともくゐまたるものゝやうにおもつたのは間違まちがひであつた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
彼女かのぢよいまはじめてまことくゐあぢはつたやうながした。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
猶又ナオマタ、無用ノ者、入ルベカラザル事。オカサバ、コラシメニ会ワン。ユルナカレ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)