“可恐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おそろし33.7%
おそろ31.9%
こわ21.5%
こは3.1%
こお1.8%
おっか1.2%
おそろしい0.6%
おそれ0.6%
おっかね0.6%
おつかね0.6%
おつそろし0.6%
おッそろ0.6%
おッそろし0.6%
こはい0.6%
こわい0.6%
こわら0.6%
ひど0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といふのが、時節柄さのため、可恐流行つて、つたなどといふは、から一石灰だらけぢやあるまいか。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
女房は、つちやつた。可恐しくいんです。が、たれないといふのはしいてんで、それにされるやうにして、ひよろ/\。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だって、緋だの、紫だの、暗いに、に交って——それだとがしているようだもの……そのをこんな時に開けると、そりゃ可恐いぜ。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
陽氣加減か、よひまどひをして、町内大銀杏、ポプラの古樹などでがあると、だよ、あゝ可恐い。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ああ、可恐い。……勿体ないようで、ありがたいようで、ああ、可恐うございましたわ。」
小春の狐 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いいか、ちらばったり、自分勝手に動いたりしちゃいかねい。ガチャが来やがったからって、こっちがかたまってれば、可恐ねえことはちっともねえんだ。女連は女連でかたまって、真中さ入れ! いいか!」
共同耕作 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「ええ、はございません、貴方、そんなに可恐と御存じで、その上、お薬を採りに入らしったのでございますか。」
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
を光らし、姫をめて)まだそのようなわやくをおっしゃる。……身うちの衆をお召出し、お言葉がござりましては、わやくが、わやくになりませぬ。天の神々、きこえも可恐じゃ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「幽霊も大袈裟だがよ、悪く、蜻蛉にられると、を病むというから可恐えです。縄をかけたら、また祟って出やしねえかな。」
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
面白れえ人達だ。とも可恐え事ねえ。」
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
さうしてで利巧ぶつて、可恐い意気がりで、二言目には金々と、金の事さへ言へば人は難有がるものかと思つて、俺がかうとや千円出すとか、ここへ一万円積んだらどうするとか
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それに女にかからずね、もっともまあ、かかり合をつけようたッて、先様が取合わねえんですからその方も心配はありませんが、飲むんです。この年紀で何と三升酒をりますぜ、可恐しい。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
へば蒼白くなる顔は益々蒼白でたを寄せて口を一文字に結んだのを見ると可恐と思つた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
か、何ともいわれない可恐ものが、私の眼にも見えるように、眼前まわっているもんだから、自分ながら恐しくッて、観音様を念じているの。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
加茂川は鬼神の心をもぐるという歌人であるのみならず、その気立が優しく、その容貌も優しいので、鼻下、えているが、それさえ人柄に依って威厳的に可恐しゅうはなく
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もおきよ、毎日出勤するあの破堂で、だらけ、砂埃蜘蛛で、目口かない、可恐つたを、のおだ、綺麗にしてすつた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)