“祟”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たた66.7%
たゝ15.6%
たたり12.9%
たゝり2.7%
タヽ0.8%
あが0.3%
おとろ0.3%
たヽ0.3%
スヰ0.3%
タタ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“祟”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究54.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それも夫婦の義務の鎖につながれていてする、イブセンのう幽霊にたたられていてすると云うなら、別問題であろう。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
二十八、九にもなって、お嬢さんと呼ばれているその婦人は、癆咳がたたって、いまだにとつげないでいるのかも知れない。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「風呂場の踏石なア、あれがたゝつてるんやさうな。……千代さんがさういうてた。」と、定吉はお駒の顏を覗きながら言つた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
平次は佐野喜のお神さんが、春の火事で燒け死んだをんな共のたゝりで自殺したといふ噂のあつたのを思ひ出しました。
「そう云われればそれももっとも、さわらぬ神にたたりなしとはこういうことを云ったものか、狼藉するのは止めるとしようか」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いかなる事も堪忍んで、どうぞその唄を聞きたい、とこうして参籠をしているんですが、たたりならばよし罪はいとわん、
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『けれどおまへことは、みんなむかしはなしで、いまではたゝりくなつたよ。』
黄金わうごん眞珠しんじゆとがなみあら海上かいじやうあつまると、屹度きつとおそろしいたゝりいたします。あゝ
即、生活の根本力をなすもの、仮りに名付くれば、精魂とも言ふべきものと、タヽりをなす側から見たもの、即、いちまぶい(生霊)としにまぶい(死霊)とである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
タヽりて言ふ」は「立有而タヽリテ言ふ」と言ふ事になる。
明さんの迷った目には、すすも香を吐く花かと映り、蜘蛛の巣は名香めいこうかおりなびく、と心時めき、この世の一切すべて一室ひとまに縮めて、そして、海よりもなお広い、金銀珠玉の御殿とも、宮とも見えて、令室おくがたを一目見ると、唄の女神と思いあがめて、ひざまずき、伏拝む。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また曰く、「その鬼おとろえず、その魂疲れず。一心定まりて万物服す」と
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
たヽつてる御方おかたがあつてさるのかも知らんけれど、あれでは今に他人様ひとさまの物に手を掛けて牢屋ろうやへ行く様な、よい親の耻晒はぢさらしに成るかも知れん。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
奥方の心では二人の子を持戒堅固ぢかいけんご清僧せいそうに仕上げたならば、大昔おほむかしの願泉寺時代のたヽりが除かれやう、ぬまぬししづまるであらうと思つたので
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
たゝると言ふ語は、記紀既にスヰの字を宛てゝゐるから奈良朝に既に神の咎め・神の禍など言ふ意義が含まれて来てゐたものと見える。
「もゝつたふ」の歌、残された飛鳥の宮の執心シフシンびと、世々の藤原のイチヒメタタる天若みこも、顔清く、声心く天若みこのやはり、一人でおざりまする。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)