“大峰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおみね66.7%
おほみね33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八海山へは必ず二十人乃至ないし三十人の講中が繰り出し、其外一人のこともあり二、三人或は四、五人のこともあるが遠い処では出羽の三山、大和の大峰おおみねあたり
登山談義 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
わたくしどもはいったい出羽でわ羽黒山はぐろさんから出ました山伏やまぶしでございますが、このあいだ大和やまと大峰おおみねにおこもりをしまして、それからみやこへ出ようとする途中とちゅうみちまよって
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
山家やまがあたりにむものが、邸中やしきぢう座敷ざしきまでおほききのこいくつともなくたゝるのにこうじて、大峰おほみね葛城かつらぎわたつた知音ちいん山伏やまぶしたのんでると
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
怖ろしく声のい人で、お経をむと、その調子が自然に律呂りつりよかなつて、まるで音楽でも聴くやうな気持がするので、道命が法華ほつけを誦むとなると、大峰おほみねから、熊野から、住吉すみよしから