“山家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまが93.5%
さんか4.6%
サンケ0.9%
ヤンベ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は明らかにここらの山家やまがに生まれた者ではなく、ここらに育った者でもなく、町に住んでいる人びとと同じような服装をしていた。
今日でも山家さんかなどと呼ばれる浮浪民がありますが、これらは無論公民ではなく、非人中の非人と申してよいのであります。
かの本地垂迹説を単に山家サンケ南山ナンザンの両大師あたりの政略であつた様に言ふ歴史家の見解は、仮令たとひ結果が一に帰するにしても、心理的根拠から、我々の頗る不服とするところであつて
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宗五郎と裏表を行く程似た伝へで、極めて遅く書かれたのが、宇和島騒動の山家ヤンベ清兵衛の物語である。
夏芝居 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)