“南山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんざん76.9%
みなみやま15.4%
ナンザン7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何ぞかん、俗に混じて、しかもみづから俗ならざるには。まがきに菊有り。ことげん無し。南山なんざんきたれば常に悠々。寿陵余子じゆりようよし文を陋屋ろうをくに売る。
天地にとどろいた、今の音が、起ったらしく思われる南山みなみやまの空を仰いだ、と直ぐ眼についたのは、おびやかされて群れ乱れたおびただしいとりであった、緑につつまれた山も野もすてて
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
かの本地垂迹説を単に山家サンケ南山ナンザンの両大師あたりの政略であつた様に言ふ歴史家の見解は、仮令たとひ結果が一に帰するにしても、心理的根拠から、我々の頗る不服とするところであつて
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)