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絃
ふりがな文庫
“絃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いと
61.4%
げん
31.8%
つる
5.7%
かな
0.6%
ゲン
0.6%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いと
(逆引き)
白い指のまろび出す音階は、
絃
(
いと
)
やら涙の音やら、彼女にもわからなかった。そのうごかない唇が歌う
微
(
かす
)
かな琴歌も、
嗚咽
(
おえつ
)
に似ていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絃(いと)の例文をもっと
(50作品+)
見る
げん
(逆引き)
盛夏
三伏
(
さんぷく
)
の頃ともなれば、影沈む緑の
梢
(
こずえ
)
に、月の
浪
(
なみ
)
越すばかりなり。冬至の第一日に至りて、はたと
止
(
や
)
む、あたかも
絃
(
げん
)
を断つごとし。
一景話題
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
絃(げん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
つる
(逆引き)
ひき
絞
(
しぼ
)
った
絃
(
つる
)
をぷつんと切って放った。——矢は、崖下の山寺を
蔽
(
おお
)
っている木立の
梢
(
こずえ
)
を通って、後に四、五葉ひらひら舞わせていた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絃(つる)の例文をもっと
(10作品)
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▼ すべて表示
かな
(逆引き)
わが耳に
絃
(
かな
)
づる歌は
玉盃の曲
(新字旧仮名)
/
漢那浪笛
(著)
絃(かな)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゲン
(逆引き)
小
絃
(
ゲン
)
ハ
切々
(
セツセツ
)
トシテ 私語ノ如シ
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絃(ゲン)の例文をもっと
(1作品)
見る
“絃(弦(楽器))”の解説
弦(げん)とは、弦楽器の発音体、すなわち、最初に振動する部分である。糸状になっており、材質や太さはなるべく均質に作られている。両端または片方の端は、さまざまな方法によって弦楽器の本体に固定され、張力を持って張られている。表記については、絃とするのが正式である。また、和楽器においては糸 (いと)と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
絃
漢検準1級
部首:⽷
11画
“絃”を含む語句
三絃
管絃楽
管絃
弓絃
大絃
詩歌管絃
六絃琴
管絃樂
八絃琴
絃歌
二絃琴
無絃
四絃
絃楽
無絃琴
絃妓
朱絃舎
八絃
十三絃
銅絃鉄撥
...
“絃”のふりがなが多い著者
紫式部
蒲原有明
吉川英治
小栗虫太郎
谷崎潤一郎
漢那浪笛
北原白秋
内田魯庵
長谷川時雨
中里介山