“管絃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんげん88.2%
いとたけ5.9%
くわんげん5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出づれば群臣伏し、退けば管絃かんげん迎え、欲して行われぬことなく、しかも年歯はこの春をもって、未だわずか二十七歳。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にぎわしい下座げざ管絃いとたけのひびきの中に、雪之丞は、しっとりと坐りながら、なまめいた台詞せりふを口にしつつ目をちらりと、例の東桟敷の方へと送った。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
とうの中將殿(重衡)も管絃くわんげんしらべこそたくみなれ、千軍萬馬の間に立ちて采配さいはいとらんうつはに非ず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)