“かんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
諫言55.2%
管絃14.6%
換言7.3%
甘言6.3%
諌言3.1%
還元3.1%
韓玄3.1%
乾元1.0%
姦言1.0%
寛厳1.0%
(他:4)4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賢と不才とを識別し得ないほど愚かではないのだが、結局は苦い諫言かんげんよりも甘い諂諛てんゆよろこばされてしまう。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
こういう諸将の論や諫言かんげんの出る軍議の席では、信長も、お市の方のことなどを、恋々れんれんと口には出せなかった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出づれば群臣伏し、退けば管絃かんげん迎え、欲して行われぬことなく、しかも年歯はこの春をもって、未だわずか二十七歳。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
管絃かんげんの袖をひるがえし、みめよき女たちがくれないはかまで渡った、朱欄干しゅらんかん瑪瑙めのうの橋のなごりだと言う
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
換言かんげんすれば、この主張者たちは、世界人類の半分、則ち十億人を饑餓きがによって殺そうと計画するものではないか。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
これを換言かんげんして説明すれば、七十円の働きある人が二十円だけ犠牲ぎせいにし、すなわち二十円ほど献身的に尽したのである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
呂宋兵衛は、ここぞ出世の緒口いとぐちと、あらんかぎりの巧舌こうぜつ甘言かんげんで、お目見得めみえした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
土地の醇朴じゅんぼくな陶工たちが金銭で恩を売る買手の甘言かんげんに、迷わされては気の毒の至りではないか。
小鹿田窯への懸念 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「君子のあやまちは天下万民これを見る。よくぞ紋めの膝で諌言かんげんいたしてくれた。綱吉、礼をいうぞ」
目はしの利かぬ老人は、こらえこらえた諌言かんげんだけに、容易にあとへ引こうとはせぬ。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それは帝都暗黒界のキーを握る名探偵帆村荘六として完全に還元かんげんしていた。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれど、数千年の進歩も、実はまだ、尻ッ尾の痕のある人間だけに、大きな社会的堕落を来すと、一足飛びに、もとの原始人へ還元かんげんしてしまう可能性は多分にある。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも、なお勝負のつく色も見えなかったが、城の上からそれを眺めていた太守韓玄かんげんは秘蔵の一臣を、ここで討たれては味方の大事と心配し出して、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太守韓玄かんげんは、冷や汗をながしていたらしく、黄忠を見ると、すぐいった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乾元かんげん二年に大赦があった。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
姦言かんげんかざり、近事きんじり、時勢を窺伺きしし、便べんはしげきに投じ、冨貴ふうきを以て、志とす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その責めやうにもいくらか程度の寛厳かんげんがあるやうであるが、余の考へにては世間一般の人が責める所の方面、即ち著者の粗漏そろうとか、審査の粗漏とかいふ事でなく
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
支那にも『類函』二二八に、竜を盾に画く、〈また桓元かんげん竜頭に角を置く、あるいは曰くこれ亢竜こうりゅう角というものなり〉。
尼僧の教えを奉じた桓温は幸いに身を全うしたが、その子の桓玄かんげんは謀叛を企てて、彼女の予言通りに亡ぼされた。
いつしかかがりえて、管弦かんげんんでしまったのでございます。
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たちまち起こる緩絃かんげん朗笛のせつみて、静々歩み出でたるは、当座の太夫元滝の白糸、高島田に奴元結やっこもとゆい掛けて、脂粉こまやかに桃花のびをよそお
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)