“了”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しま46.7%
おわ19.0%
9.7%
おお6.2%
をは4.8%
3.2%
ちま1.7%
おほ1.1%
さと0.8%
しも0.8%
りょう0.8%
いけ0.4%
じま0.4%
わか0.4%
0.3%
ヲフ0.3%
ちゃ0.3%
れう0.3%
オワ0.3%
 しま0.1%
あらかじ0.1%
おう0.1%
おえ0.1%
おは0.1%
おわり0.1%
しまい0.1%
しまひ0.1%
しまほ0.1%
つい0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
をはり0.1%
をはん0.1%
ハテ0.1%
0.1%
0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
るととする。のある鉛色生物のやうに、にそれがいてゐる。つてひたい。此手つたはしい。
っても、それを読みはじめたときから私の胸を一ぱいにさせていた憤懣に近いものはなかなか消え去るようには見えなかった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
窓ぎわに椅子をずらしてそんな思い出にっていた私は、そのとき急に、いまやっと食事をえ、そのままベッドの上に起きながら
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
しかし、駆黴剤浸染はかくしせぬ素姓をいう……、いまこの暗黒街をべる大顔役二人が、折竹になに事を切りだすのだろう。
人外魔境:08 遊魂境 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一向を労し、思を費して、日夜これをるにあらぬ貫一は、肉痩せ、骨立ち、色疲れて、宛然死水などのやうに沈鬱しんぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
女王樣論據うでした、何事にせよ、時間せずしてうせられなかつたなら、所有周圍でもを死刑する。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
で、非常な乱暴をやっった。こうなると人間は獣的嗜慾だけだから、喰うか、飲むか、女でもぶか、そんな事よりしかしない。
予が半生の懺悔 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
が、再び学窓に其人ははれなかつた。山間水涯に姓名を埋めて、平凡人となりするつもりに料簡をつけたのであらう。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
亨一の歸りを出迎へたとき、その推想がつて居ることをつた。そして亨一の心中を想ひやつて氣の毒に思ふ心のみが先に立つて居た。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
いかにも済んでうた、済んで、このような窘窮が来たのじゃ、打開の道を、われらは蝦夷への移住と考えた、したが、おぬしらは、それを薩長政府への愁訴と考えておる
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
米国の太平洋艦隊は、今や大西洋艦隊の廻航を待ちてに合せんとし、の主力艦は既に布哇パール湾に集結をしたりとの報あり!」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お浦「オット爾はません、此の鍵は私が拾ったのだから、真の持主が現われるまで私が預ります、誰にも渡しません」
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
結局高輪の方で検視して葬ったんだそうだけれども、身許などまるで分らずいさ。そんな事で行方不明なんて人が世間にザラにあるんだね
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
晃 むむ、ごとに見れば星でもる……ちょうど丑満……そうだろう。(と昂然として鐘を凝視し)山沢、僕はこの鐘をくまいと思う。どうだ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「お前これを見たな!」と叫けんで「し私にも覚悟がある、覚悟がある」と怒鳴りながらそのまま抽斗をめて錠を卸し、非常な剣幕で外面に飛び出してまった。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
吾子よ。吾子のせなんだび心で、吾子よりももつと、わるい猛び心を持つた者の、大和に来向うのを、待ち押え、へ防いで居ろ、と仰せられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「まあ、自分の勝手なお饒舌ばかりしていて、お全然った。一寸直して参りましょう。」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
〔譯〕凡そ事に眞是非有り、假是非有り。假是非とは、通俗の可否する所を謂ふ。年く未だ學ばずして、先づ假是非をし、後にんで眞是非を得んと欲するも、亦入りからず。
後、コノ下総原ニ一ト田ヲ獲、年経ルママ思エドモ、山河ヲ隔テ、又消息ヲ絶ツノ今、カエッテ子ノニ如何アルベシナド思イ、イツシカ歳月ノ流レニマカセンヌ。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
兄が英語をやって居たから家では少し教えられたけれど、教える兄は癇癪持、教わる僕は大嫌いと来て居るから到底長く続くもなく、ナショナルの二位でおいになってったが
落第 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この様な色々な差異が次第に成長して何時か完全な一つのものとなるの日が来るといふ確信を私が抱いてゐる者であるといふことをめ含んで置いて頂きたい。
婦人解放の悲劇 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)
彼女の魂はまったく夫の魂となりせて、マリユスの考えの中で影にわれてるものは皆、彼女の考えの中でも暗くなるのであった。
く行かなけりゃ途中で銭をって始末にねい道楽者になってしまうし、旨く行って少しでも出世するとモー国の事を忘れてしまって以上たっても帰らない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
既に文書りし篠田は、今や聖書きて、就寝前の祈祷を捧げんとしつゝありしなり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
此の夏のから二月あまり旅に出ていた絵師の露月が、つい二三日前江戸へ帰ったので、今日しも久々の友垣を招き、旅日記を聴こうためのあるじもうけをしたのでした。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
七兵衛——この船頭ばかりは、仕事のにも早船をここへいで戻りはせぬ。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
銀さんと私とは姉の家から同じ小學校へ通ひましたが一年ばかり經つに銀さんの方は學校を退いてました。
おたあちやんは、三又土筆のことをお母さんに話してふかと思ひましたが、それでは却つてお母さんに心配をかけるだらうと、一人で胸をいためて居りました。
虹の橋 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
顔面 ならじ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
我は此獄室をもて金殿玉楼と思ひしつゝ、娑婆世界と歓呼しつゝ、五十年の生涯、誠に安逸に過ぐるなるべし。
我牢獄 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
芝居がねていったん茶屋へ引き上げる時、お延はそこでまた夫人に会う事を恐れた。しかし会ってもう少し突ッ込んで見たいような気もした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
おれは、此世に居なかつたと同前の人間になつて、現し身の人間どもには忘れされて居るのだ。憐みのないおつかさま。おまへさまは、おれの妻の、おれに殉死にするのを、見殺しになされた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ここに於てか電火ひらめき、万雷はためき、人類に対する痛罵薬綫の爆発する如く、所謂「不感無覚」の墻壁を破りぬ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
単に叙述文に過ぎないものとなりるので、詩歌たる資格は、形式美を有することばのすぐれた方が、まだしも多いわけである。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれは、此世に居なかつたと同前の人間になつて、し身の人間どもには、忘れされて居るのだ。憐みのないおつかさま。おまへさまは、おれの妻の、おれに殉死にするのを、見殺しになされた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
歌いへた姥は、大息をついて、ぐつたりした。其から暫らく、山のそよぎ、川瀬の響きばかりが、耳についた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)