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遑
ふりがな文庫
“遑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いとま
88.3%
ひま
5.0%
あわただ
3.3%
あわ
2.1%
いと
0.4%
いとまな
0.4%
すき
0.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとま
(逆引き)
近き頃
森田草平
(
もりたそうへい
)
が『
煤煙
(
ばいえん
)
』
小粟風葉
(
おぐりふうよう
)
が『
耽溺
(
たんでき
)
』なぞ殊の外世に迎へられしよりこの
体
(
てい
)
を取れる名篇
佳什
(
かじゅう
)
漸く数ふるに
遑
(
いとま
)
なからんとす。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
遑(いとま)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ひま
(逆引き)
呀
(
あ
)
ッと一同が首をすくめる
遑
(
ひま
)
もあらばこそ、機関銃がパッと空中に
跳
(
は
)
ねあがり、
天井
(
てんじょう
)
に穴をあけると、どこかに見えなくなりました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
遑(ひま)の例文をもっと
(12作品)
見る
あわただ
(逆引き)
しかし、今日の生活は
遑
(
あわただ
)
しく、変化が激しく、混んだ電車一つに乗るにしても、実際には昔風の躾とちがった事情がおこって来ています。
新しい躾
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
遑(あわただ)の例文をもっと
(8作品)
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▼ すべて表示
あわ
(逆引き)
「うん。一しょに往くよ。」坊ちゃんは
遑
(
あわ
)
てて格子戸から降りて、下駄を
穿
(
は
)
いて、よしやのあとを追うようにして、走って出掛ける。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
遑(あわ)の例文をもっと
(5作品)
見る
いと
(逆引き)
御母さんの弁舌は
滾々
(
こんこん
)
としてみごとである。小野さんは一字の間投詞を
挟
(
さしはさ
)
む
遑
(
いと
)
まなく、
口車
(
くちぐるま
)
に乗って
馳
(
か
)
けて行く。行く先は
固
(
もと
)
より判然せぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
遑(いと)の例文をもっと
(1作品)
見る
いとまな
(逆引き)
さては
往来
(
ゆきき
)
の
遑
(
いとまな
)
き目も皆
牽
(
ひか
)
れて、この節季の
修羅場
(
しゆらば
)
を
独
(
ひとり
)
天下
(
てんか
)
に
吃
(
くら
)
ひ
酔
(
ゑ
)
へるは、何者の
暢気
(
のんき
)
か、
自棄
(
やけ
)
か、豪傑か、
悟
(
さとり
)
か、
酔生児
(
のんだくれ
)
か、と
異
(
あやし
)
き姿を見て
過
(
すぐ
)
る有れば、
面
(
おもて
)
を識らんと
窺
(
うかが
)
ふ有り
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
遑(いとまな)の例文をもっと
(1作品)
見る
すき
(逆引き)
と声をたてる
遑
(
すき
)
もなく
流線間諜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
遑(すき)の例文をもっと
(1作品)
見る
遑
漢検1級
部首:⾡
13画
“遑”を含む語句
遑無
不遑枚挙
彷遑
片遑
遑々
“遑”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
内田魯庵
福沢諭吉
海野十三
夏目漱石
佐々木邦
森鴎外
永井荷風
北村透谷