“遑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いとま87.7%
ひま5.5%
あわただ3.2%
あわ2.3%
いと0.5%
いとまな0.5%
すき0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“遑”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 日本文学4.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.0%
歴史 > 伝記 > 個人伝記3.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
鳴海が、何故こんなインチキ野郎についているのだろうと私はちょっと不思議に思ったが、それを解いているいとまはなかった。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)
古来和漢にて孝行を勧めたる話ははなはだ多く、『二十四孝』をはじめとしてそのほかの著述書もかぞうるにいとまあらず。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いや、そんなことは、伊織に考えているひまはない。彼はただ、ぎょっとして、ばばが自分をどうする気かと恐れていた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは多分、六本持つて來た矢のうち、二本は放つひまがなく、弓とともに橋架はしげたの下に隱したものでせう。
しかし、今日の生活はあわただしく、変化が激しく、混んだ電車一つに乗るにしても、実際には昔風の躾とちがった事情がおこって来ています。
新しい躾 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
女たちの瞳の中に複雑な警戒の色があらわれ、同時に、どっさりの若い娘たちが、機会を失うのをおそれるようなあわただしさで、入りこんで来た男たちの妻となった。
播州平野 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「うん。一しょに往くよ。」坊ちゃんはあわてて格子戸から降りて、下駄を穿いて、よしやのあとを追うようにして、走って出掛ける。
おや落したかとすこしあわてて見直したらね、小さく畳んだ十円が入っているの。
小野さんは一字の間投詞をさしはさいとまなく、口車くちぐるまに乗ってけて行く。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さては往来ゆききいとまなき目も皆ひかれて、この節季の修羅場しゆらばひとり天下てんかくらへるは
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
と声をたてるすきもなく、
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)