“体”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
てい51.9%
からだ31.4%
たい14.3%
なり0.8%
かたち0.4%
0.2%
タイ0.2%
てえ0.1%
さま0.1%
たえ0.1%
0.1%
やす0.1%
カラダ0.1%
テイ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近き頃森田草平もりたそうへいが『煤煙ばいえん小粟風葉おぐりふうようが『耽溺たんでき』なぞ殊の外世に迎へられしよりこのていを取れる名篇佳什かじゅう漸く数ふるにいとまなからんとす。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
それに、和服は何かべらべらしてゐて、からだにしつくり来ないし、気持までがルウズになるうへに、ひどく手数のかゝる服装でもある。
町の踊り場 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
鳥居の台石へ腰をかけた竜之助、たいを横にして、やや折敷おりしきの形にすると、鳥居わきを流れて石畳の上へのめって起き上れなかった男。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「敏子、いけませんよ、大きななりをして相手になって。浩二もお黙りなさい。千代子ちよこを御覧。おとなしいこと」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
有一日あるひ伏姫は。すゞりに水をそゝがんとて。いで石湧しみづむすび給ふに。横走よこばしりせし止水たまりみづに。うつるわが影を見給へば。そのかたちは人にして。かうべは正しく犬なりけり。」云々しか/″\
トガをに巻きつけたりターバンで頭を包んだりして、少女の様子は疑いも無く亜剌比亜の女ではありましたけれど、顔の表情で意外にもボヘミア人だということを私は一眼で見てとりました。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
此外、キヨウタイに属するものゝ一部、及、音覚を主とする者は、此うちに入れねばならぬ。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ところがだ、奴はもう死んじゃった、奴はよ、——あかみてえに死んじゃった。で、だれが一てえこの船を走らせるかね。
民も又戦国の民なれば、一三六すきててほこへ、一三七農事なりはひをこととせず。士たるもの枕を高くしてねむるべからず。今のさまにては長く不きうまつりごとにもあらじ。
まきかなんぞじゃアあるめえし、一本の二本のと転がっちゃアいねえよ、旦那え、こういうこたア一たえ此方こっちで上げる心持次第しでいのもので、幾許いくらかくらと限られるものじゃアねえと思いやす
情合いの深けえ羚羊たア、一エどんな面をしてるんでえ。でえいち、てめえのようなトンチキにつかまる羚羊なんかこのへんに一匹でもいたらお目にぶらさがるってんだ。三百法ちょうだい。
もうじきにふゆやすみがくるのでした。そろそろ学校がっこうでは試験しけんはじまりました。算術さんじゅつ平常へいじょう点数てんすう試験しけん関係かんけいしますので、みないっしょうけんめいに勉強べんきょうをいたしました。
残された日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
カラダでも嘘をいはないやうにしなければならない、行持が水の流れるやうに、また風の吹くやうにならなければならないのである。
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
酒は加茂鶴、下物は焼鮎、……身にあまる優遇で野衲いさゝか恐縮のテイ
行乞記:12 広島・尾道 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)