“てえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テエ
語句割合
40.9%
31.8%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
4.5%
手合4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆んなあっしの首っ玉にブラ下ったんだからてえしたもので、あんな役得があるんだからでっかい雷鳴も満更まんざら悪くありませんね
困るたってわしもしたくねえが、冗談を云ったのが広まったのだから、今じゃア是非ともおめえさんを私の女房にしねえば、世間へてえして顔向が出来ねえから、友達に話をしたら
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ところがだ、奴はもう死んじゃった、奴はよ、——あかみてえに死んじゃった。で、だれが一てえこの船を走らせるかね。
「お前に己をこわがらせるのは、良心が咎めるからだぞ。だが、一てえ、あの声は何だったい?」
「さうだことあねえで、そらたつとかうてえつんだすもんだ、倦怠まだるつこくつてやうねえ此等こツらがな」先刻さつきぢいさんはまたぱいをぐつとして呶鳴どなつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
うまれんのがくせでひゝんとさわいだところてえよこしておさえたもんだから畜生ちきしやう見界みさけえもなくかぢツたんだからなあ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「田舎ものめ、河野の邸へ鞍替くらがえしろ、朝飯にぎゅうはあっても、てえの目を食った犬は昔から江戸にゃ無えんだ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あれ、串戯じょうだんじゃねえ。これが嘘なら、わっしてえ場違ばちげえだ。ええ、旦那、河野の本家は静岡で、医者だろうね。そら、御覧ごろうじろ、河野ッてえから気がつかなかった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「こいつを登りきると、あとはずつとてえらだで……」
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
何うかお願いでございますがちっばか小遣こづけえをおもれえ申してえが、何うか些と許り借金をけえして江戸へでもけえりてえ了簡も有るのですが、何うか新吉誠に無理だがお賤さんに願ってねえ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しばらくこつちへもなかつたつけが、らおつぎぢやあんめえか、大層たえそえゝむすめつちやつたなあ、もつともはあうい手合てえはちつとねえでちやわかんなくんなすぐだかんな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)